【話題】「ブックマッチ」製造終了・・・“時代の流れ”(2022年6月3日)
喫茶店や旅館などで、よく目にしたこのマッチ。「ブックマッチ」と呼ばれるもので、独特な火のつけ方に、懐かしさを覚える人も多いのではないでしょうか?
今では、見掛けることも少なくなりました。
このブックマッチについて、投稿されたツイートが話題になっています。
株式会社日東社のツイッターから:「およそ49年にわたり作らせて頂いたブックマッチは、6月受注分を最後に、製造終了してしまいます」
国内マッチのシェア、およそ7割を占める会社が発表したブックマッチ製造終了の知らせです。
この会社を取材すると、製造終了の背景には“時代の流れ”があることが分かりました。
株式会社日東社 東京支社 営業部・木内芳則部長:「一番の大きい要因は“喫煙者の減少”」
全国的に禁煙が進んでいることや、火を使わない加熱式たばこの登場なども要因だといいます。さらに・・・。
株式会社日東社 東京支社 営業部・木内芳則部長:「コロナ禍の影響で、飲食店が動いていなかったことも大きかった」
主な卸し先だった飲食店の多くが休業となったことが、追い打ちを掛けたといいます。
ブックマッチ製造終了に、多くの惜しむ声が上がるなか、コレクター歴40年の女性を取材しました。机の上にずらっと並んだブックマッチ。その数は・・・。
ブックマッチ収集歴40年・40代女性:「120個くらい。箱マッチと合わせると、200まではいかないが、それぐらいは、気が付いたら集まっていた」
女性は、その一つひとつに思い出があるといいます。
ブックマッチ収集歴40年・40代女性:「旅行先でもらったものもありますし。いまだに存在する店もあれば、なくなった店もあったりで。こういうマッチがあったからこそ、記憶にも残ってるし、思い出すこともできる。(製造を)続けてほしかったなという気持ちはありますね」
SNSにも「長年お疲れ様でした」と、“ねぎらいの言葉”が多く寄せられています。
(「グッド!モーニング」2022年6月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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