ゴルフボール大“ひょう”襲来 車ボコボコ・・・窓ガラス割れ 小学校“休校”(2022年6月3日)
ある小学校では多くの窓ガラスが割れ、3日は休校にするということです。埼玉県などで2日、大粒のひょうが降り、各地で被害が出ました。農作物にも影響が出てきそうです。
■「これはまずい」車“ボコボコ”に・・・
各地でひょうが降る前、空では異変が起きていました。
分厚い雲が空を覆っていきます。しばらくすると、ひょうが降ってきました。
撮影者・もころんさん：「これは何が降っているんだろうと、最初思って。本当に大きいひょうなんて、見たことなかったので。うちの周りは畑なんですけど、農作物とかは折れてて。地面のほうには、ひょうが埋まってる」
車を見てみると、至る所がへこんでいるのが分かります。降ってきたのは、ゴルフボールほどの大きさのひょうでした。
別の車は、車のボンネットにボコボコと、複数のへこみが確認できます。一体、どれほどの衝撃があったのでしょうか？
この辺りで見つかったひょうは、ニワトリのタマゴほどの大きさがあります。
ひょうは、大きさによって落下速度が変わるといい、0.5センチ大であれば、時速36キロ。5センチともなると、100キロを超え、7センチでは、140キロに達します。
■激しさ増し・・・カーポートの屋根破壊
ひょうがカーポートの屋根にたたき付け、大きな音が鳴りやみません。
この後、さらに激しさを増したひょうに、カーポートの屋根は破壊されてしまったといいます。
撮影者：「ここに住んで40年近くなるんですけど、ここまでの大きなひょうって、見たことがなくて。カーポートが割れてしまったのと、車の屋根が若干へこんだという感じ」
まるで、氷河のように流れていくひょう。ここは、片側一車線の車道です。撮影者はこの流れのなか、車を動かすことができなくなっていたといいます。
撮影者：「車に乗って出て、5分ぐらいで窓ガラスにコツコツ音が始まったんですけども。一度、雨が降り始めて暗くなったので、もう車も動かなくなってしまったんですけど。5分も止まってないうちに、氷と川とになってしまった状態」
■ひょう降り落雷後・・・立ち上る炎
ひょうが降り始めてから、1時間後の映像。この15分後、雷が落ちたのでしょうか。稲妻が走ったのと同じ場所から、炎が立ち上ります。
撮影者・ちゅおもさん：「（雷を）撮影していたら、雷の動画が撮れて。何人か一緒に見てたんですけど。雷が午後7時ぴったりくらいで、10分ぐらいしたら、煙が上がってきて。動画の状況が15分後くらい。そしたら、消防車が集まってきて、すぐに消火活動に当たっている形でした」
消防当局によりますと、火災の原因が雷かどうかについては、分かっていないということです。
■窓ガラス割れ・・・埼玉の小学校“休校”
埼玉県上里町の小学校では、窓ガラスが40枚以上割れる被害があったところもあり、一部の学校は休校になるといいます。
町では、住宅の窓ガラスが割れたとの問い合わせが複数あり、応急処置用のブルーシーの配布を行っています。
（「グッド！モーニング」2022年6月3日放送分より）
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