「どうしよう…」日本人経営者 ロックダウン解除も“休業補償ナシ”飲食店が苦境に 上海|TBS NEWS DIG
事実上のロックダウンが解除された中国・上海。経済支援策も打ち出されていますが、多くの飲食店は店舗営業が再開できず、苦境にたたされています。
記者
「このあたりは飲食店が多いエリアなんですが、営業している店はほとんどありません」
1日、ロックダウン解除初日の上海。飲食店の明かりはほとんどついていませんでした。
上海市民
「外食できるところがあまりないので、家で食べます。早く回復してほしいけど、やっぱり安全の範囲で」
上海市当局によると、5月27日の時点で主要なチェーン店およそ9000店のうち、3分の1がデリバリーで営業を再開しています。しかし、今も店舗営業を再開した店はほとんどなく、すでに廃業した店も多いといいます。
そんな中、営業再開を目指す日本人経営者がいます。
飲食店オーナー 一瀬展之さん
「どのメニューが販売できるか決めよう」
去年7月にオープンしたこちらの店は日本の居酒屋風のメニューがウリですが2か月以上営業ができませんでした。封鎖が長引くにつれ、オーナーの一瀬展之さん(39)も不安が増していったといいます。
飲食店オーナー 一瀬展之さん
「もともと(封鎖解除は)4日5日の予定だった。スタッフとも話していたが、我慢しようねと。あっという間に2か月。スタッフも養っていて自分の生活もあるし、どうしようってなっていた」
封鎖中の売り上げは全くない一方で、家賃や光熱費が日本円で1か月あたり50万円ほどかかりました。
上海市政府は、主に企業を対象に5兆7千億円規模の経済支援策を打ち出していますが、休業補償はありません。そんな状況での再開は前途多難ですが…
飲食店オーナー 一瀬展之さん
「ポジティブにいかないとやってられないので、これからもコツコツやっていくやれることを。一歩前進出来たことが一番うれしいい」
まずは、今週中にもデリバリーをはじめる予定の一瀬さん。上海の夜に再び赤提灯が灯る日はそう遠くなさそうです。
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