【専門家解説】観光船「KAZU 1」船体に穴…事故原因の究明は
北海道の知床沖で沈没した観光船「KAZU 1」は、3日前に船体が作業船の上に引きあげられましたが、関係者への取材で船体に穴があいていることがわかりました。
また、28日は「KAZU 1」の運航会社の桂田精一社長が立ち会い、船体の状況確認などが約4時間半にわたり行われました。いまだに12人の方の行方がわかっておらず、警察や海上保安庁などは大規模な捜索を29日から行っています。
30日は船舶22隻、航空機6機を投入し、国後島の北側や、現場から根室半島までの海岸線などの捜索が行われていますが、新たな手がかりは見つかっていません。
現在は、作業船の上で船体の水抜きなどが行われている「KAZU 1」ですが、6月1日にも網走港近くの陸地にあげられたあと、午後には乗客の家族が船体を確認する予定になっています。その後は、どのような捜査が行われるのでしょうか。
元・海上保安監で海上災害防止センター理事長、伊藤裕康さんが詳しく解説します。
(2022年5月30日放送「news every. 」より）
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