観光船 引き揚げ完了・・・大きな損傷なし 沈没解明へ(2022年5月27日)
沈没事故から1カ月余り。観光船「KAZU1」が26日午後6時50分、事故後初めて海面上に姿を現しました。
■観光船 引き揚げ 大きな損傷なし
映像からは、船体は原型をとどめていて、大きな損傷はないように見えます。しかし、船内や船の下部の様子をうかがうことはできません。
客室の左舷側にあるドアが板のようなものに換えられ、塞がれているのが分かります。
船首にあった手すりが外れていますが、3日前に水深182メートルの海底に落下した際に、外れたとみられています。
■観光船 引き揚げ完了 沈没解明へ
26日午後7時前、海面に姿を現したKAZU1は、作業船に固定され、水深の浅い海域に向け移動しました。
曳航(えいこう)は前回、水深20メートル付近につり下げた状態で行われましたが、船体との摩擦でベルトが切れ、海底に落下しました。
今回は安定させるため、KAZU1の上部を海面上に出し、作業船の横に抱える「横抱き」の状態で曳航しました。
日付をまたいで、作業は続きました。
作業船に乗せた船体に固定ロープを取り付け、27日午前3時20分に引き揚げが完了しました。
KAZU1は27日にも網走港に運ばれ、その後、陸揚げされる予定です。
(「グッド!モーニング」2022年5月27日放送分より)
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