「棚の商品全部欲しい」“爆買い”中国も・・・期待高まる“外国人観光客”受け入れへ(2022年5月26日)
今週、外国人観光客をどう迎えるかの“実証ツアー”が行われています。アメリカやシンガポールなど、4カ国から、旅行会社の関係者約50人が来日し、東北や関東、九州など、参加に手を挙げた12の県を観光します。ワクチン3回接種、少人数、日本の旅行会社の添乗員が同行し、行動管理や体調管理を徹底することなどが条件になっています。
ツアーの行程には、被災地も含まれています。三陸鉄道から降りてきたのは、アメリカから来た3人の観光客です。3人は、25日に来日し、7泊8日で、岩手や千葉を旅する予定です。
アメリカから来日の男性:「新しい家もたくさんあって、街がすっかり再建されていた。津波被害があった街とは思えない」
多くのツアー参加者から上がってきたのは、“日本らしい”感染対策への驚きの声です。
アメリカから来日の女性:「ホテルや観光地の入り口など、行く先々での検温が一番印象的だった」
自国の観光客を呼び込むためには、もう少し、制限を緩和してほしいというのが本音のようです。
アメリカから来日の男性:「PCR検査、マスク着用、食事の仕切りなどの規制を取り除いて、外国人観光客が大好きな日本を楽しめるようにしてほしい」
この10年、外国人の旅行者数は、年々、増加し、コロナ前の2019年には、過去最多となる3188万人を超えました。しかし、2020年、全世界から観光客の入国を禁止し、激減しました。
実証ツアーは、インバウンド復活への第一歩です。円安も相まって、地元からは歓迎の声が上がります。
御土産『岸野』岸野房子店主:「本当にうれしいことだとつくづく思う。こういう日が来るのを2年半待ちに待っていたので、本当に期待感も高まる一方」
政府は、この実証ツアーを踏まえて、ガイドラインを今月中にも策定します。そして、岸田総理は26日、2年ぶりに海外から観光客の受け入れを再開すると表明しました。来月10日からで、約100カ国が対象となる見込みです。
この中には、コロナ前、外国人観光客の3割を占めていた中国も含まれています。記憶に新しい“爆買い”。
三千里薬品御徒町2号店・永田秀和主任:「棚の商品をすべてとか、あとはケースで欲しいとかあった。
(1回で)10万円とか、そういう方もいた。(1日の売り上げは)100万以上はざらだった。それを期待している」
26日にシンガポールから来日したジャレンさんは、こう話します。
シンガポールから来日のジャレンさん:「海外の観光客はこの2~3年で日本のことを忘れているかも。今こそ日本の新しい魅力を情報発信するべきでは」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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