【独自】海外観光客の受け入れ 来月6日再開へ・・・PR会社に問い合わせ急増 明ける兆し(2022年5月26日)

【独自】海外観光客の受け入れ 来月6日再開へ・・・PR会社に問い合わせ急増 明ける兆し(2022年5月26日)

【独自】海外観光客の受け入れ 来月6日再開へ・・・PR会社に問い合わせ急増 明ける兆し(2022年5月26日)

 海外からの観光客受け入れについて、来月6日に再開する方向で政府が最終調整に入ったことが分かりました。インバウンド復活への期待から、PR会社には問い合わせが急増しています。

■外国人観光客 入国再開へ

 金沢の茶屋街を歩くのは、オーストラリアから来日した旅行業界の関係者。現在、停止している外国人観光客の受け入れ再開に向けた、観光庁による実証ツアーです。

 オーストラリア旅行業界関係者:「あすは、兼六園に行くのを楽しみにしています」

 東京ドーム5個分という、広大な竹林が広がる栃木県宇都宮市の若竹の杜。ここを訪れていたのは、ハワイから来た旅行会社の関係者です。

 和菓子とお茶が振る舞われた際には、こんな説明がありました。

 「日本はね、音をたてて飲むんですよ。ずずず~。空気と一緒に飲むことによって、香りが一段とおいしくなります」

 今回のツアーはアメリカ、オーストラリア、シンガポール、タイの4カ国からおよそ50人が参加し、12の県で行われます。

 日本の感染対策については、どう感じたのでしょうか?

 参加者:「日本政府は、正しい感染対策をしていると思う。ただ、マスクを常に着けるのは、快適ではないので、必ずしも賛同する人ばかりではないかもしれないね」

 政府は、このツアーを踏まえて、来月6日から観光目的での入国を再開する方向で最終調整していることが分かりました。

■PR会社へ問い合わせ急増

 また、25日は、インバウンドに追い風となりそうな発表もありました。

 「世界経済フォーラム」が出している「旅行・観光競争力ランキング」で、アメリカやスペインなどを抑え、日本が初めて1位になったのです。

 こうした状況に、期待感を高めている人々がいます。

 東京・港区にある飲食店では、まさに日本を訪れる外国人をターゲットにした動画の撮影が行われています。

 彼らは、日本の魅力を外国人に向けて発信するPR会社のスタッフです。この会社では、これまでも様々な企業や自治体の依頼を受け、世界に向けて日本を紹介する動画を作ってきました。

 外国人観光客の受け入れ再開が近付き、問い合わせが増えているといいます。

 Tokyo Creative・中川智博代表:「業界の方とも話したり、自治体と話をしていると、ようやくコロナが明けるのが見えた。兆しがあると言う方が多いので。ここから一気に来るかなと感じています」

■SNS動画「つかみが大事」

 25日は感染対策をしたうえで、営業時間外のレストランを使い、撮影が行われていました。

 スマートフォンで撮影を行っていたのは、イギリス人スタッフのジョーダンさん。縦に構えて撮影しているのは、TikTokやインスタグラムに投稿するためです。

 Tokyo Creativeコンテンツディレクター・ジョーダンさん:「(映像尺が)短いほうが人気。例えば、電車に乗ったり、家でダラダラしたり。こう見て、色んなコンテンツが見られる。あ、何か面白い、この動画。もうちょっと長い動画見たい。ユーチューブで調べて、もうちょっと長い動画を見て」「(Q.最初のつかみが大事?)大事、大事、大事、大事、ほんとに大事」

 外国人は、30秒ほどの短い動画を入り口に興味を持つ人が多いのだといいます。

■「ビーガンも安心」情報発信

 また、外国人向けの動画にもかかわらず、紹介している料理は、明らかに和食ではありません。

 実は、これはすべて肉や魚、乳製品などを使わず、植物性の食材で作られているのです。

 Tokyo Creativeチーフコンテンツオフィサー・ロウしおりさん:「私ビーガンなんだけど、僕ビーガンなんだけど、僕たちが食べられるものってある?大丈夫?東京に遊びに行った時にある?っていう質問をよく私たちがもらうので。安心して、ビーガンの人も旅行ができるように、こういう情報も発信しています」

 こうしたリクエストに応えることで、多くの外国人が動画を見てくれるのだといいます。

 そうして、今回完成したインタグラムの動画がこちらです。

 Tokyo Creativeコンテンツディレクター・ジョーダンさん:「『私たち、あなたたちのビデオ見てこの店来ました』とか、『自然の所来ました』。ああ、良かった、『楽しかった?』『楽しかった!』うれしい、私」

(「グッド!モーニング」2022年5月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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