「それぞれの10年間」 スカイツリー開業10周年 支え続けたスタッフに密着(2022年5月24日)
東京の新たなシンボルタワーとして多くの観光客を集めるスカイツリー。
開業からの10年間を支え続けてきた2人のスタッフに密着しました。
笑顔を生み出す舞台裏に迫ります。
<フォトサービススタッフ 東海林 健太(しょうじ けんた)さん>
マスク越しからも笑顔が弾ける男性は展望台で人々の笑顔を撮り続ける、フォトサービススタッフの東海林健太さんです。
仲間からの信頼も厚い東海林さんですが、開業当初は違ったようです。
東海林さん「(開業当時の)お客様の量が想像をはるかにこえていて、かなり手こずりました」
当時をよく知る上司の中川さんによると「手が震えてレシートもきれいに千切れず、声も小さかったんですけど、今は一番接客力が高くなっています。10年間でだいぶ成長しました」
東海林さんを成長させたのは仲間の働く姿でした。
「楽しんでいる瞬間を見て衝撃を受けてしまって。純粋に自分が楽しめばお客さまも楽しんでくれるかなというのが第一です」
お気に入りの場所に案内してくれた東海林さん「気持ち奮い立つようなおっきい景色がいい。スイッチの切り替えに必要な薬みたいな感じ。よし今日も頑張ろう、みたいな」
スカイツリーと共に歩んだ10年・・・
東海林さん「振り返るとあっという間ですけど、一個一個思い返せばすごい長さです。あっという間では片づけにくいっていうのはあります」
<商品開発 中村 麻美(なかむら まみ)さん>
ソラカラちゃんを大切そうに並べるこちらの女性はスカイツリーグッズの商品開発を手掛ける、中村麻美(なかむら まみ)さんです。今まで手がけたグッズは1000種類以上。中でも最初に手がけたキーホルダーが店頭に並んだ日のことを忘れられないそうです。
中村さん「時間もかけてきてやっとお客様の前に出せたので、ホッとしたところもありましたけど、これで喜んでくれる人が増えるかなと思うと凄く嬉しかったです」
中村さんは自らのデザイン案を基にメーカー側と交渉をすすめて商品を形にしますが、納得いくまで何度も修正を重ねるそうです。
中村さん「(この模型は)今となってはキラキラと輝いてお客様の目に届く商品になっているけど、汗と涙が詰まった商品となっております」
スカイツリーらしい模型になるよう、複雑な形をデフォルメしましたが、商品化されるまで2年の歳月がかかりました。
地道に商品作りと向き合ってきた10年間。彼女を動かす原動力とは?
中村さん「手に取ってくれるであろうお客様を想像して、これを手に取ってもらって飾ってもらってスカイツリーに来た思い出が良い思い出になるように、っていうところを想像するとパワーになるって思います」
今回10周年記念グッズとして手掛けたのは『天使の巨大ソラカラちゃん人形』です。
これまで販売されたソラカラちゃん人形の企画すべてに携わってきた中村さんの想いが込められています
中村さん「10周年に来るまでが、とても大変な時期だったと思っているので、ここまで10周年ですという商品が作れたのは、ほんとに嬉しい限りでやっとここまで来たなという思いでおります」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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