観光船運航会社の事業許可取り消しへ 最も重い処分(2022年5月24日)
北海道の知床半島沖で沈没した観光船の事故を受けて、斉藤国土交通大臣は閣議後の会見で、運航会社である「知床遊覧船」の事業許可を取り消す方針を明らかにしました。
斉藤国土交通大臣:「再び重大な事故を起こす蓋然性(がいぜんせい)が高いため事業許可の取り消し処分が適当と判断し、処分に向けた聴聞の通知を本日行うこととしました」
沈没した観光船の運航会社「知床遊覧船」を巡っては、国交省が事故直後から特別監査を行ってきました。
その結果、出航判断の基準が守られていなかったことや、事故当時、運航管理の責任者である桂田社長が外出していて事務所にいなかったなど海上運送法の違反が複数確認されたということです。
国交省は、来月14日に知床遊覧船から意見を聞き、来月中旬にも行政処分としては最も重い事業許可の取り消しをする方針です。
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