7年ぶり 阪神高速が6月1日から料金改定、長距離の値上げと深夜割引導入 都心の渋滞緩和されるか?
6月から阪神高速の料金が変わります。7年ぶりの改定は都心部の混雑を解消する一手となるのでしょうか。
山本真帆 記者
「午後3時前です。阪神高速法円坂の手前では、車がゆっくりと進んでいますが、大混雑しています」
大阪や神戸などを通り、関西の物流を支えている阪神高速。1日あたり70万台以上の車が利用している、まさに“関西の大動脈”の道路が6月1日、新しい料金体系に変わります。
今回の改定に伴う主なポイントは2つ。1つ目は長距離利用者の値上げです。これまではETCを搭載した普通車が32.3km以上走行した場合、どこまで行っても料金は一律で1320円でした。それが今後は上限料金が適用される距離が51.7kmまで延び、630円高い、最大1950円となるのです。
そうした値上げを実施する一方、2つ目のポイントとなるのが割引制度です。すでにネクスコ西日本などが行っている深夜割引を初めて導入。午前0時から4時までの間に高速道路内に入ると2割引きされます。
さらに都心部の道路を避け、中国道や近畿道などの迂回ルートを利用した際に適用される「迂回割引」も導入されるのですがー。この「迂回割引」、いったいどんなものなのでしょうか。
兵庫県明石市の大久保インターチェンジから大阪府東大阪市の中野インターチェンジに向かう場合、阪神高速神戸線と東大阪線を通る“都心ルート”と、中国道や近畿道などを経由する“迂回ルート”が存在します。現在は迂回ルートを通った方が距離が長い分、1430円高いですが、これを最も安い料金に“揃える”というのです。
阪神高速道路営業部料金課 林彰 課長
「特に都心部が渋滞している時に、迂回の経路を選択肢の1つに入れていただくことで、定時性の確保や都心部の交通分散ができるようになると考えています」
この改定で大きな影響を受ける長距離トラック運送会社に話を聞いてみるとー。
運送会社の役員・川上泰生さん
「時間の短縮・輸送の効率化の中で、果たして迂回する部分に対応できるのか。 それと燃料コストも加味されてくると思うので、そういう点は課題として残るかなと思います」
約7年ぶりとなった阪神高速の料金改定。都心部の渋滞は緩和されるのでしょうか。新料金は今週土曜日(6月1日)午前0時からです。
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