「知床遊覧船」事業許可を取り消しへ 前例なく“最も重い行政処分”国交省｜TBS NEWS DIG
今回の事故をめぐって国土交通省は、運航会社「知床遊覧船」に対し、事業許可を取り消す最も重い行政処分を行うと発表しました。
斉藤鉄夫国土交通大臣
「このまま事業を継続させることは、再び重大な事故を起こす蓋然性が高いことから、事業許可の取消処分が適当と判断し、処分に向けた聴聞の通知を本日行うこととしました」
斉藤国交大臣は、きょう、「知床遊覧船」に対し海上運送法に基づき、事業許可の取り消しを行うと発表しました。安全確保義務の違反での事業許可取り消しは、例がなく、最も重い行政処分です。
国交省は、特別監査の結果、あわせて19の安全管理規程などの違反が判明したとして、「複層的なセーフティネットが違反により機能しなかったことが、事故の発生と被害拡大の大きな要因」としています。
来月14日に知床遊覧船から釈明を聴いた上で、正式に処分を決定します。
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