“月額0円”楽天廃止で・・・大手各社ユーザー争奪戦 今後は価格競争“再激化”か(2022年5月24日)

“月額0円”楽天廃止で・・・大手各社ユーザー争奪戦 今後は価格競争“再激化”か(2022年5月24日)

“月額0円”楽天廃止で・・・大手各社ユーザー争奪戦 今後は価格競争“再激化”か(2022年5月24日)

 スマートフォンの価格競争が再び激しくなっています。楽天モバイルが0円から利用できるプランを廃止すると発表して以降、大手各社による顧客争奪戦が激化しています。

■大手各社“こっち来て”

 楽天モバイル・三木谷浩史会長:「(月額)980円(税抜き)は高いかもしれないけど、常識的に考えると、それほどの負担にはならないだろうということで、判断させて頂きました」

 楽天モバイルの三木谷会長は、これまで目玉にしてきた「データ使用量が1ギガバイトまでなら月額0円のプラン」を来月末で終了すると発表しました。

 7月からは、データ使用量が3ギガバイトまでは、一月980円。3ギガバイトから20ギガバイトまでで、1980円などとなります。

 インターネット上では、賛否の声が上がり、一時「楽天解約」「月額0円」などのワードがトレンド入りしました。

■ユーザー 早くも“移動”

 このチャンスに楽天ユーザーを取り込もうと、他社が「格安プラン」を猛アピール。ユーザー争奪戦が激しくなっているのです。

 KDDIでは、基本料金0円で使いたいデータ量を購入するプラン「povo」の申し込みが先月の2.5倍になりました。

 ソフトバンクは20日、低価格プランの「LINEMO」において、3ギガバイトまで900円の「ミニプラン」の月額料金を、半年間実質無料にするキャンペーンを開始。楽天モバイルから乗り換えようとするユーザーの獲得を狙います。

■「3人で1台」少しでも安く

 楽天の価格改定で、にわかに注目されている格安スマホ。街の人は、どのような使い方をしているのでしょうか?

 40代母親・小学生(UQモバイルユーザー):「(Q.娘さんも皆、格安スマホ?)3姉妹なんですけど、3人で1台をシェアしてる。子どもが月1500円から2000円弱。大人も2000円前後」「(Q.浮いた分は?)へそくりじゃないですかね」

 男性(UQモバイルユーザー):「(Q.なぜ格安スマホを利用している?)安いから。ユーチューブやアニメ、動画、インスタグラムとか。低速モードと高速モードがあって、動画を見たい時だけ高速モードにする。毎日、使うもので。お金かけたいけど、かけられない・・・。(格安スマホは)命!安いし、速い!」

 やはり「月額料金の安さ」に引かれて利用する人が多いようです。中には、用途によって、格安スマホを使い分けている人もいるようです。

 ワイモバイルと楽天モバイルの“二刀流”:「楽天モバイルとワイモバイルの2つ使っておりまして。楽天モバイルのほうは、メインでは楽天リンク(という)通話のアプリを使っていて、データ(利用)は基本ワイモバイル」

■楽天“0円”廃止・・・ユーザーは?

 「0円」にこだわって、楽天スマホを契約した人は、次のように話します。

 楽天モバイルユーザー:「(契約したのは)今年ですね」「(Q.携帯料金どれくらいになった?)1万円から無料とか、1000円とか」「(Q.料金プラン変わるがどうする?)結局、3大キャリアよりは安いんで、そのままいこうかなって」

 楽天の「月額0円廃止」に端を発した新たな顧客争奪戦。今後、さらに「値下げ競争」が起きて、ユーザーにはうれしい結果になる可能性があると、専門家は指摘します。

 スマホ/ケータイジャーナリスト・石川温さん:「(楽天が)黒字化になっていくと、競争力が増していく。また3社からユーザーが楽天に流れ、再び値下げ競争が起きてくるのかなと。楽天には、今踏ん張ってもらって、4社体制で4社がバチバチ競争するというのが、ユーザーにとっては好ましい状態」

(「グッド!モーニング」2022年5月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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