【復活】東京・浅草の「三社祭」 3年ぶりに担がれる神輿(2022年5月22日)
東京・浅草の三社祭に待ち望んでいた光景が戻ってきました。新型コロナウイルスの感染拡大で担げなくなっていた「神輿(みこし)」を3年ぶりに氏子たちが担ぎました。
浅草の初夏の風物詩「三社祭」。22日朝、浅草神社で本社神輿の宮出しが行われました。担ぐのは実に3年ぶりです。
感染対策を徹底し、担ぎ手は神社の氏子のみとして全員、マスクを二重に着用しています。ワクチンを3回接種済みか、19日以降のPCR検査で陰性であることなどガイドラインを設けています。
一般客は神社の境内には入れないなか、隣接する浅草寺の本堂には朝から多くの見物客が。3年ぶりのお祭り騒ぎに皆さん、胸を躍らせていました。
コロナ禍前の神輿担ぎは町中の道路が埋めつくされるほど。例年150万人以上の見物客が押し寄せていました。
ところが、コロナ禍の2020年は祭を秋に延期し、神輿をトラックに載せて巡行。去年は「緊急事態宣言」の延長で街を巡ることも中止に・・・。
今年は神輿を台車に乗せて街中をゆっくりと巡ります。
政府が屋外でのマスク着用について新たな考え方を公表するなか、コロナ禍での祭の在り方も徐々に変わりつつあります。
浅草の一部の町会では、子ども神輿も3年ぶりに行われました。
この日を心待ちにしていた兄弟がいます。初参加の工藤蒼央君(4)と3年ぶりに担ぐ兄の楓君(7)。
2人の父・直隆さん(34)は22日朝、宮出しの担ぎ手として参加しました。
父が担ぐ姿をコロナ禍前に見ていた兄弟は・・・。
兄・楓君:「かっこよかった」
弟・蒼央君:「かっこよかった」
兄・楓君:「すごく憧れる感じ」
父・直隆さん:「嘘?」
3年前に兄・楓君が着ていたはんてんは父が子どものころに使っていたもの。そのはんてんを今年は弟・蒼央君が身に着けます。
待ちに待った子ども神輿。兄弟一緒に担ぐことができました。
少しずつ活気を取り戻している浅草。来年の三社祭は、どうなっているのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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