「個人の犯罪にとどまらない」 日大アメフト部 再び無期限活動停止(2023年9月2日)

「個人の犯罪にとどまらない」 日大アメフト部 再び無期限活動停止(2023年9月2日)

「個人の犯罪にとどまらない」 日大アメフト部 再び無期限活動停止(2023年9月2日)

 日本大学アメリカンフットボール部の部員が大麻などを所持したとして逮捕・起訴された事件で、別の部員も任意で聴取を受けたことから、日大は再び部を無期限の活動停止にしました。

■日大アメフト部 再び無期限活動停止

 日本大学はアメリカンフットボール部の寮を閉鎖し、再び部を無期限の活動停止にしたと発表しました。

 日大アメフト部では、大麻などを所持した疑いで部員の北畠成文被告が逮捕・起訴されています。

 大学は、逮捕日の8月5日に部を無期限活動停止処分としていましたが、そのわずか5日後には「個人の犯罪」などどして処分を解除。

 先月8日に行われた会見でも、“1人”の部員の問題であるとの認識を示していました。

 日本大学 林真理子理事長:「“1人”の学生がこういう不祥事を出している。私たちは7万人の学生を預かっているわけですから、7万人のうちの“1人”」

 しかし会見では、去年の11月に部員の1人から「大麻と思われるものを吸った」と自己申告があったものの厳重注意にとどめていたことが明らかになりました。

 日本大学 澤田康広副学長:「(Q.部員2人が大麻に関わった可能性があるが)本当にそれが大麻であったのかどうかは確認が取れていないので、それを理由として大麻が蔓延(まんえん)しているとまでは思っていない」

 また、7月に保護者とみられる人物が関東学生連盟などに送った告発文には…。

 告発文:「昨年、寮で大麻を吸っている上級生のチームメイトがいるとのことで、保護者会が開かれました。大学の調査で上級生たちは、大麻を吸ったことを認めました」

 “上級生たち”と、複数の部員の関与を示唆する記述もありました。

 警視庁は先月22日、再度アメフト部の寮を捜索。別の部員4人が任意の聴取を受けていました。

 日本大学:「このことは、もはや個人の犯罪にとどまるところではなく、大学としての管理監督責任がより厳しく問われている状況です」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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