「プラカード10秒で捕まる」逮捕の危険顧みず反戦活動 ロシアの大学生が語る統制の実態|TBS NEWS DIG

「プラカード10秒で捕まる」逮捕の危険顧みず反戦活動 ロシアの大学生が語る統制の実態|TBS NEWS DIG

「プラカード10秒で捕まる」逮捕の危険顧みず反戦活動 ロシアの大学生が語る統制の実態|TBS NEWS DIG

ロシアでは、ますます言論統制が厳しくなっています。反戦活動を続けているロシアの現役大学生が取材に応じて、その実態を語りました。

国立モスクワ言語大学・4年生 ダニールさん
「プーチンは恥ずかしくないのか。何百人何千人もの子供、女性、高齢者を殺した。地獄に落ちることを恐れていないのか」

プーチン大統領をこう批判するのは、国立モスクワ言語大学の4年生、ダニールさん(21)。

大学生同士で集まり、戦争開始直後からSNSなどで反戦活動をしています。

今回、みずからが逮捕されることの危険も省みず報道特集の取材に応じました。

国立モスクワ言語大学・4年生 ダニールさん
「最近はプラカードを持っていると10秒で捕まります。厳しい言論統制の影響で、反戦を訴える人を当局に通告する人もいるほどです」

4月28日にはダニールさんの仲間で、国立モスクワ大学4年生のドミトリーさんが逮捕されました。

ロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏が反戦デモを呼びかけたコメントをリツイートしたためとされました。

ドミトリーさんは5月9日から25日間の服役が決定し、いまも刑務所にいます。

これによりドミトリーさんの大学の卒業が危ぶまれているというのです。

国立モスクワ言語大学・4年生 ダニールさん
「6月1日に卒論の発表がありますが、彼が刑務所から出るのは6月2日なのです。モスクワ大学の学長はプーチンと関係が深く、戦争に賛成し反戦活動家を批判しています。大学側が彼を退学させると言っているので、私たちはやめるよう頼みましたが断られました」

ダニールさんは、19日、刑務所を訪ねました。窓の柵の間から手を出し、ハートマークを作ったドミトリーさんの姿を確認することができました。

上村キャスター
「反戦の気持ちを発信し続けている、怖くはないのでしょうか?」

国立モスクワ言語大学・4年生 ダニールさん
「ロシアの残虐行為を嫌と言うほど見ています。じっとしていられません。自分の子供たちや次の世代の前で恥ずかしくないように、いまの自分にできることを今後もやり続けていきたい」

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