活気取り戻した師走 各地で混雑、行列、渋滞・・・羽田空港の駐車場 帰省客の車で満車に【羽鳥慎一 モーニングショー】(2021年12月29日)

活気取り戻した師走 各地で混雑、行列、渋滞・・・羽田空港の駐車場 帰省客の車で満車に【羽鳥慎一 モーニングショー】(2021年12月29日)

活気取り戻した師走 各地で混雑、行列、渋滞・・・羽田空港の駐車場 帰省客の車で満車に【羽鳥慎一 モーニングショー】(2021年12月29日)

 東京・新宿の無料の「PCR検査センター」です。帰省のために、検査を受けたいという人で、寒さのなか行列ができています。

 また、羽田空港の駐車場は帰省客の車で満車となり、空港の周辺にある民間の駐車場も予約でいっぱいになっているそうです。

■寒さ耐え・・・“PCR検査”に大行列

 仕事納めを迎えた28日、東京・新宿には、厳しい寒さのなか40メートルを超える長蛇の列。この行列の先にあるのは「PCR検査センター」です。

 さらに、秋葉原でも、およそ30人の列ができています。この時の、東京都心の気温は8度。ポケットに手を入れたり、マフラーなどの防寒対策をしたりして、検査を待ちます。

 この寒さのなか、検査を受けに来た理由を聞きました。

 検査を受けに来た男性:「帰省です。家族が『オミクロン株も流行ってきて心配なので・・・』と、念のために」
 
 年末年始に帰省する前に、コロナに感染していないか確認しに来たと言います。

 長野へ帰省予定 検査を受けに来た女性:「午後2時半の予約でした。10分程度待って、中に入れた感じです。『予約してないけど来た』みたいな方が結構いらして。それで並びました」

 東京都が、都内在住で無症状の人を対象に無料でPCR検査を提供したことを受け、多くの人が殺到。新宿で検査を待つ人の列は、2時間途切れることなく続きました。

 寒いなか、並んでいる人たちをサーモカメラで見てみると、歩行者は高温を示す赤色に。その温度はおよそ30度です。

 一方、じっと動かずに並んでいる人は、低温を示す青色に。その温度はおよそ10度。体を冷やしながら並んでいるのが分かります。

 夜になって、さらに気温が下がるなか、20人ほどの列がありました。

 茨城に帰省予定・検査に来た40代会社員:「きょうが仕事納めなので。今年もオミクロン株が増えてきてはいるんですけども、もっと増える前に検査して、陽性じゃなければ、今年がチャンスかなと思って」

■羽田空港大混雑・・・駐車場“満車”

 帰省ラッシュが本格化した28日。“空の玄関口”羽田空港のロビーは、大勢の帰省客で床が見えないほどごった返し、ソファーもすべて埋まっています。

 空港内に設けられたPCR検査センターにも行列ができています。

 さらに、4カ所ある空港内の駐車場はすべて「満車」。空きを待つ車の列もできています。空港周辺にあるこちらの民間駐車場も「満車」です。

 この駐車場は予約制で、一日に数十件の電話がひっきりなしに掛かってくるといいます。

 パーク&ライド・坂口祐実さん:「去年に比べたら、もう倍以上。予約は取れないですね。年末年始4日から5日くらいまでは、ほぼ「満車」です。現状をお話して、お断りするしかないんで・・・」

■売り上げ5倍・・・“新幹線”品薄

 都内の金券ショップでも、帰省客が増えた影響が出ていました。

 普段は、多く並んでいる新幹線のチケットが、残りわずかになっています。

 ロータリーギフト新宿西口2号店・吉田創店長:「新幹線(チケット)はちょっと供給が間に合っていない状況で、すごい品薄っていう状況です。去年が本当に少なかったので、それと比べると(売り上げ)5倍から6倍」「新幹線とかではなくて、時間はかかるけど(青春18きっぷで)安く行って帰ってきたい方は、たくさんいますね。今の時期、帰省が多いと思いますね」

■買い出し・・・アメ横“人出倍増”

 去年は、新型コロナの影響で例年の5割程度の人出だったという東京・上野のアメ横商店街です。

 28日は、正月用の食材などを求める大勢の買い物客でにぎわい、商店街の人によりますと去年の倍ぐらいの人出だといいます。

 サケの不漁で価格が高騰しているイクラや、輸入量の減少で値上がりしている数の子も、客に喜んでもらおうと1000円で販売。

 大勢の人が行き交うなか、両手に袋を抱えた人がいました。

 買い物客:「最初、中トロとめんたいこで、どうしようかなって迷っていたら、大トロも付けてあげるよって。プラス1000円で、みたいになって。そしたら、これもタダで付けてあげるからどう?みたいな」

 さらに、右手に抱えた袋には・・・。

 買い物客:「こっちは・・・カニです。最初7000円ぐらいのが、何か迷ってたら、『5000円でいいよ』って。めちゃめちゃお得!」

 興奮気味に話すのは、この後、茨城の実家に帰るという関口礼花さん。買い物中にも、母親から新たな指令が出ました。

 アメ横に買い物に来た関口礼花さん(20代):「電話、めっちゃ来てます。ウニ買ってっていうのは、親の要望。ウニウニウニ」

 荷物を両手で抱えながら、ウニを探していると、他の店をのぞいた時には2000円だったウニが、ここでは半額の1000円。少し迷いましたが、すぐに購入しました。

 関口礼花さん:「もしもし、ウニね、さっき2000円だったじゃん、何か他のお店回ったら1000円であったから買っちゃった、すぐ」

 すると、母親からのさらなるオーダーで、ウニに続き、買う予定のなかった数の子とすじこも追加購入します。

 関口礼花さん:「何か、数の子とすじこを安いのあったら買ってって。電話してよかった!」「これが1200円のが1000円と、こっちも1200円が1000円!やった!そんなに安くなかったら、買ってこなくていいよ何もって言ってたから・・・こんなになっちゃった!完璧!冷蔵庫入るかな?」

 満足げな様子で人混みのなかに消えていった関口さん。実家に到着すると早速、戦利品を広げ報告。家族も大満足の年の瀬の買い出しになりました。

■イルミネーション・・・駐車場に列

 多くの企業で仕事納めとなった28日。東名高速道路の下りでは、早くも渋滞が発生していました。

 通常およそ25分で行ける、東京インターチェンジと海老名インターチェンジ間で、28日はおよそ1時間かかる渋滞が発生。

 関東近郊の行楽地には、すでに多くの人出がありました。

 600万球の電飾を用いた、イルミネーションが有名な「さがみ湖イルミリオン」。午後5時に点灯されると、どんどん人が増えていきます。

 駐車場の入口には長い車の列ができ、赤く光るテールランプがずらりと並んでいます。

 大型の観光バスも、次々と駐車場の中へと入っていきます。

 バスに乗っていたほぼ全員が園内へ。列になって進んでいきます。入口に到着しますが、エレベーターには長蛇の列ができていました。

 エレベーターに乗るのを諦め、5階分ほどもある長い階段を上る人の姿もありました。

 時間が経つに連れ、園内はにぎわいを増していきます。

 松島さん一家は、久しぶりの家族旅行。朝6時に群馬県の自宅を出て、2時間かけて到着したといいます。

 息子の遥希くんも、楽しそうな表情を見せます。

  松島さん一家:「今日は一日、遊園地で遊んで。なかなかコロナで来られなかったので、久しぶりです。楽しかった?」「うん!」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2021年12月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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