「昔ほど食べられない」40~50代が「胃もたれ」にならないためには?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
40~50代になると「胃もたれ」が原因で、油っぽいものが苦手になるかと思います。その「胃もたれ」の原因と改善策は?解説します。
■40~50代の男性の過半数は「胃もたれ」が気になっている?
小笠原亘キャスター:
40~50代の男性を対象にした、胃腸の衰えに関する調査が発表になりました。皆さんは、昔と比べて食べられなくなってしまったものはあるでしょうか?早速、調査結果を見ていきましょう。
40~50代の男性、約1000人を対象に「以前と比べ胃腸の衰えは?」と聞いたところ、「よくある」「たまにある」と答えた人は、半分以上の54.7%に上りました。
「昔と比べて食べられなくなったものは何ですか」というアンケートに対しては、こんな結果になりました。
・1位:天ぷら
・2位:とんかつ
・3位:焼肉
・4位:唐揚げ
・5位:ステーキ
6位にはラーメンがランクインしたそうです。
「胃もたれ」は嫌な言葉ですが、男性21万人に聞いたアンケート結果だと、胃もたれが気になる年代で一番多いのはやはり60代で、23%でした。
次が意外にも40代で、17%。50代は14%、30代は11%と、ここまでが2ケタ%です。
一方、女性にも胃もたれが気になっている方がいるようです。26万人にご回答いただいたところ、一番多いのが60代で、20%。続いて50代で、18%。その次は40代で、ちょっと下がりますが、10%という結果になっているそうです。
■胃もたれ回避ポイントは?解消したいときは「右向き寝」が有効
小笠原キャスター:
なぜ胃もたれするのかというと、まず理由の一つ目は、年齢とともに胃酸の分泌が衰えて消化しにくくなるから。
理由の二つ目は、基礎代謝が落ちることで胃に食べ物が溜まりやすく、なかなか腸に押し出せなくなってしまうからです。
さらに言うと、実はこの現象は、中年女性にも起こりやすいということです。先ほどの調査結果によると、50~60代の方も胃もたれが気になっているということでした。
では、胃もたれにならないためにはどうしたらいいのか、角田外科消化器科医院の角田徹院長に伺いました。
まずよく噛む、咀嚼することで消化しやすくします。次に、寝る前は食べない。あるいは、運動などをして代謝を良くする。そして、ストレスを溜めないことも結構大事です。
胃もたれ改善策としては、右半身を下にして寝る“右向き寝”が挙げられます。これはよく言われますが、案外効果があるそうです。胃の出口を下にすることで消化がスムーズになるそうです。
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