「車線は踏んだが越えたかは不明」幅寄せで4人死傷(2022年5月18日)
群馬県の高速道路で隣を走る車に幅寄せをして分岐帯に衝突させ、4人を死傷させたとされる男の裁判で、男が証言台に立って「車線は踏んだが、越えたかどうかは覚えていない」と証言しました。
増山邦夫被告(54)はおととし、伊勢崎市の高速道路を車で走行中に、左側の車線を走る車に幅寄せをして高速道路出口の分岐帯に衝突させ、乗っていた三田昌子さん(64)ら4人を死傷させた罪に問われています。
裁判では、どのような幅寄せをしたかが大きな焦点です。
今月18日の裁判では増山被告が証言台に立ち、「車線を踏んだ時に鳴る車内の警報音は聞こえたが、越えたかどうかは覚えていない」と話しました。
その後、「カシャン」という小さな音がしたが、周りを見ても異常がなかったため運転を続けたということです。
事故の原因については走行中にタブレット端末を操作していたことや車に搭載された運転支援システムを過信していたことなどを挙げました。
増山被告は被告人質問の最初と最後の2回、傍聴席に座る遺族らに向かって「大変、申し訳ございませんでした」と頭を下げました。
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