【山梨・道志村】不明女児と“肩甲骨”DNA型一致 専門家「遺留品と痕跡の発見が重要」
山梨・道志村で見つかった人の骨について、山梨県警は、行方不明になっていた小倉美咲さんとDNA型が一致したと発表しました。16日も現場では捜索が行われましたが、16日時点で死因は特定されておらず、警察は、事件・事故の両面で調べる方針です。
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16日も40人態勢で小倉美咲さんの捜索が行われました。
約2年8か月前、山梨県のキャンプ場で行方不明となっていましたが、警察は14日、見つかっていた人の肩甲骨のDNA型と、美咲さんのDNA型が一致したと発表しました。
この肩甲骨は今月4日、キャンプ場から約600メートル離れた「枯れた沢」で、美咲さんが当時着ていたものと特徴の似た黒っぽい長袖のハイネックと共に発見されたものでした。
司法解剖の結果、肩甲骨は生命維持に欠かせない部位の骨で、美咲さんは死亡しているものと判断されました。骨の状態などから、行方不明になった直後に死亡したとみられています。
美咲さんの母・とも子さんへは、警察が直接会って結果を伝えたということです。
16日時点で死因は特定されておらず、警察は事件・事故の両面で調べる方針です。
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元埼玉県警科捜研・法科学研究センターの雨宮正欣所長は、美咲さんと特定されたあとも“遺留品”と“痕跡”の発見が重要になってくると話します。
──事件の可能性については
雨宮所長
「事件性があるということであれば、たとえば(遺留品から)第三者の血液であったり、体液であったりとか、DNAだったりとかそういうものが検出されて、事故よりは事件の方が、可能性が高いということになりますね」
──事故の可能性については
雨宮所長
「たとえば滑落したような岩、そういうものがあればですね、岩に靴の裏の材質のゴムであったり、ウレタンだったりとか、そういうものが付着している可能性もあるんですね」
様々な事実を積み重ねて、総合的に事件か事故かを判断するのではないかということです。
16日は、捜索現場付近で新たに見つかったものはなかったということですが、警察はこれまで見つかっている棒状の骨のようなものなどを鑑定し、慎重に調べを進める方針です。
(2022年5月16日放送「news every.」より)
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