新たな市中感染も・・・オミクロン株“濃厚接触”きょうから定義見直し(2021年12月28日)
政府は28日からオミクロン株の水際対策について濃厚接触者の定義を見直しました。年末年始を控えてどう行動すれば良いのでしょうか。
連日、新たな市中感染が疑われるケースが確認されています。
愛知県・大村秀章知事:「市中感染であると考えている」
愛知県で、オミクロン株への感染が確認されたのは20代男性2人で、関係性が全くない別々の2人です。
愛知県・大村秀章知事:「2人ともワクチン接種2回打っている」
“水際対策”は、大きな“転換期”を迎えました。
後藤厚生労働大臣:「科学的知見に基づくものとして、より合理的な対応を図るために」
政府は28日から、水際での濃厚接触者の定義を見直します。
これまでオミクロン株が確認された航空機は、同乗者全員だったものが従来と同様、前後2列に座った乗客などに範囲を狭めます。
広島に続き、富山など7都府県に拡大した“市中感染”。
大阪府はクラスター対策班の意見として“感染力の強さ”を挙げています。
大阪府・吉村洋文知事:「これまでの事例では感染しなかったような事例でも、感染をしているということは間違いない。感染対策をしっかり取れている部分では、そこ(諸外国)まで多く感染が広がっているものではないと」
政府は帰省ラッシュが本格化するなか、こんな“配慮”を求めています。
後藤厚生労働大臣:「帰省などについて慎重に判断を頂いて、大切な家族やふるさとの皆さんなどに迷惑を掛けない『優しい配慮』をしながら年末年始を過ごして頂きたい」
東京都は、新橋で年末年始の感染防止対策の徹底を呼び掛けました。
人出が戻りつつある上野のアメ横。“ステイホーム”を選んだ一家に出会いました。およそ3万円分買い込んだ食材で実家に“配慮”し、家で年越しすることを決めました。
買い物客:「福島の実家に帰ろうと思っても、帰って来るなって言われちゃって・・・」
“優しい配慮”の一つが検査です。
薬局:「きょう(抗原)検査をしたら、あしたいっぱいまで有効の検査結果通知書を発行します」
東京都で、オミクロン株の市中感染が確認されたことを受け、隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県で希望する人全員を対象にした無料のPCR・抗原検査が始まりました。
神奈川県では、200以上の薬局などで検査を受けることができます。
シーガル調剤薬局・長津雅則社長:「年末年始、人の動きも増えますし、医療機関の態勢も落ちますので、年内に(対象が希望者全員に)移行して良かったなと考えています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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