ウクライナ軍“奪還の街”で惨劇・・・民間人44人の遺体(2022年5月12日)

ウクライナ軍“奪還の街”で惨劇・・・民間人44人の遺体(2022年5月12日)

ウクライナ軍“奪還の街”で惨劇・・・民間人44人の遺体(2022年5月12日)

 ウクライナ第2の都市・ハルキウ。ゼレンスキー大統領は、ロシア軍から徐々に制圧されていた街を奪還していると報告しました。

■ウクライナ軍“奪還の街”で惨劇

 ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「ハルキウ地方から占領軍が追い出されつつあると、我々の軍から良い知らせを受けた」

 ハルキウ周辺では、十数カ所の集落が解放されたといいます。しかし、ロシア軍から取り戻した村からは、遺体が次々と発見されるなど、惨劇が明らかになっています。

 ウクライナ軍兵士:「避難しようとしていた民間人には、残念ながら、子どももいました。ロシア軍によって射殺されました。車には砲弾が飛んできたのです」

 さらに・・・。

 ハルキウ州・シネグボフ知事:「占領者に完全に破壊された、5階建ての集合住宅のがれきの下から、民間人44人の遺体が見つかりました」

■米情報機関「プーチン氏満足しない」

 アメリカの情報機関のトップは、「プーチン大統領は、東部ドンバス地方だけでは満足しないだろう」という見方を示しました。

 アメリカ・ヘインズ国家情報長官:「ロシア軍が攻勢の立て直しを図る、今後の2カ月が重要だ。ただ、ロシア軍が戦果を上げても、ドンバスだけでは終わらないだろう。戦闘の先行きは不透明だ。プーチン大統領の野望に、ロシア軍の戦力が『不釣り合い』なため、今後数カ月の戦況は予測できず、戦火が拡大しかねない」

■「へルソン州をロシアに」親ロ派要請

 こうしたなか、ロシア軍が占領しているウクライナ南部のヘルソン州では、親ロシア派の幹部が、ロシアへの編入をプーチン大統領に求める方針を表明しました。

 親ロシア派幹部:「住民投票は必要なく、プーチン氏が大統領令に署名するだけで済む」

 当初は、編入の是非を問う住民投票を画策する動きもありましたが、強硬策に踏み切る形です。

(「グッド!モーニング」2022年5月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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