ロシア対ドイツ戦勝記念日、作戦部隊も・・・ 「終末の日の飛行機」は登場せず|TBS NEWS DIG

ロシア対ドイツ戦勝記念日、作戦部隊も・・・ 「終末の日の飛行機」は登場せず|TBS NEWS DIG

ロシア対ドイツ戦勝記念日、作戦部隊も・・・ 「終末の日の飛行機」は登場せず|TBS NEWS DIG

日本時間午後4時から始まった対ドイツ戦勝記念日の式典。

「万歳!万歳!」

そして、式典開始からおよそ15分後、プーチン氏が壇上にあがり、演説を行いました。

ロシア プーチン大統領
「私たちの義務はナチズムを打ち負かした方々の記憶を持ち続けることです。NATOはクリミアを含め、私たちの土地に侵攻する準備をしていた」

2月24日に侵攻を開始してからおよそ2か月半が経過。長引く「軍事作戦」についてプーチン氏が国内外に向け語ったこととは・・・。

ロシア プーチン大統領
「NATOはクリミアを含め、私たちの土地に侵攻する準備をしていた。ウクライナでの軍事作戦は必要に迫られた時宜にかなった唯一の正しい決断だった」

プーチン氏は“西側諸国がロシア人の土地を侵攻しようとした”、“敵はテロリストたちをロシアに対して使おうと試みていた”などと述べ、ロシア軍によるウクライナへの「特別軍事作戦」は必要だったと正当化しました。

また、武器をウクライナ側に供給しているとして、NATO=北大西洋条約機構を批判。イギリスなどが可能性を指摘していた「戦争宣言」はしませんでした。

ロシア プーチン大統領
「ロシアのために、勝利のために万歳」

そして、およそ11分にわたるプーチン氏の演説のあと行われたのが、軍事パレードです。パレードでは、ウクライナでの作戦に従事した部隊に加え、ICBM=大陸間弾道ミサイル「ヤルス」も登場しました。

一方、予定では、▲旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」が今回の軍事作戦の象徴となっている「Z」の文字を形作って飛行すること、▲核を搭載できる爆撃機「ツポレフ160」や▲核戦争などの際に大統領が乗り込む「終末の日の飛行機」と呼ばれる航空機「イリューシン80」が飛行することが予定されていましたが、航空部隊は登場しませんでした。ロシアのタス通信は「上空の天候悪化のため」中止になったと伝えています。

一方、ウクライナは。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「第二次大戦の数十年後、暗闇はウクライナに戻ってきました。そしてまた色のない世界になりました。悪がまた戻ってきたのです」

ゼレンスキー大統領が、ナチス・ドイツが降伏した記念日である8日に白黒の動画を公開。ロシアによる侵攻を非難し、「どんな悪も責任を免れることは出来ない」、「私たちは全てを克服する」と強調しています。

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