ロシア戦勝パレード直前 現地の日本人が見た“変化”(2022年5月8日)

ロシア戦勝パレード直前 現地の日本人が見た“変化”(2022年5月8日)

ロシア戦勝パレード直前 現地の日本人が見た“変化”(2022年5月8日)

 ウクライナ侵攻を巡り、プーチン大統領は何を語るのか。ロシアの戦勝記念パレードまで24時間を切りました。パレードを直前に控え、モスクワに住む日本人が感じた変化とは。

 ロシア在住8年・廣瀬功さん:「こちら閉店しているユニクロですが、その反対側ですね。ノーヴィ・アルバート通り。ロシアの戦勝記念日に向けたパレードのリハーサルが行われています」

 リポートしているのはロシア在住歴8年の廣瀬功さん。外国人が減るなか、日々モスクワの様子をインターネット上で紹介しています。

 5月9日の対ナチス・ドイツ戦勝記念日が近付くにつれ、モスクワの人々は徐々に気持ちが高ぶってきているようです。

 ロシア在住8年・廣瀬功さん:「リハーサルですが天気も良いですし、土曜日なので結構人が外に出ていて、若い人も結構いっぱいいます。軍服みたいなものを着た子どもたちもいます」

 戦勝や愛国心の象徴となっている黒とオレンジのしま模様のリボンを着けた人もいました。

 ロシア在住8年・廣瀬功さん:「この帽子をかぶってオレンジと黒のリボン、こういったものを身に着けて、対ドイツの戦勝を記念するということです。ここもそうですね、黒とオレンジのバルーンでデコレーションして、黒とオレンジのリボンでデコレーションしていますね」

 9日の本番を控え、現在のモスクワの様子はどうなっているのでしょうか。

 ロシア在住8年・廣瀬功さん:「私が思っていたのはロシア軍を象徴するZマークがあちこちに貼られて、人々もそれに手を振って、機運がどんどん高まっていくと思ったが、そこまで派手にやられていないと感じた。パレードの車両なども例年より増やして大きくやるのではと思ったが、そうでもない。今のところリハーサルを見ていると例年より多少少ないのではと感じる」

 一方、ウクライナでは・・・。

 ルハンシク州の知事はロシア軍との戦闘の最前線に近い村で「学校に爆弾が投下された」とSNSに投稿しました。

 学校には当時、村の外に逃げることができなかった民間人90人が避難していたといいます。

 これまでに2人が死亡し、まだ、がれきの中には60人が残されてるといいますが、全員死亡している可能性が高いとしています。

 立ち上る黒い煙。ウクライナ南部にある港湾都市オデーサでは7日、ロシア軍のミサイル6発が飛来し、そのうち4発が住宅街にある民間企業を直撃したといいます。

 こちらはオデーサから南へ約140キロにあるズミイヌイ島。黒海に浮かぶ東京ドーム約3個分のこの島は軍事的に重要な場所に位置し、ロシア軍が占拠していました。

 ウクライナ軍はズミイヌイ島でロシアの揚陸艇破壊したとする映像を公開しました。

 攻撃はトルコ製のドローンによって行われ、島内にある複数の建物も破壊したといい、黒海を支配しようとするロシア軍を妨げたといいます。

 9日、プーチン大統領はどんなメッセージを発信するのでしょうか。

 ゼレンスキー大統領はヨーロッパで第2次世界大戦の終戦記念日にあたる8日に合わせ動画を公開しました。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「(第2次世界大戦中)ある国からある民族は存在していない、何の権利もないと言われた。その最悪の声が再び聞こえている。77年で繰り返してはいけないことが繰り返されることになった」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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