“ヒトラー発言”巡るプーチン氏の「謝罪」 ロシア大統領府は一切言及せず(2022年5月6日)
6日にSNSで急上昇し、番組が注目したワードは「プーチン氏謝罪」です。ロシアのラブロフ外相が「ヒトラーにもユダヤ人の血が流れていた」と発言したことを巡り、プーチン大統領がイスラエルの首相に謝罪しました。注目が集まっています。
CNNキャスター:「イスラエルの首相によりますと、プーチン大統領が謝罪したということです」
たちまち世界中で報じられたプーチン大統領の謝罪。相手はイスラエルのベネット首相です。
原因となったのが、大きな批判が集まったラブロフ外相の発言。
ロシア、ラブロフ外相:「私の記憶が正しければ、ヒトラーにもユダヤ人の血が流れていた。ユダヤ人知識層から聞いたが、最も反ユダヤ主義なのはユダヤ人自身だ」
ユダヤ系のゼレンスキー大統領が「ネオナチ」だという主張を正当化するために飛び出した根拠に乏しい発言。
国民の7割以上がユダヤ人のイスラエルは猛反発。
イスラエル、ラピド外相:「ヒトラーはユダヤ人の家系ではないし、ユダヤ人はホロコーストで自殺したわけでもない。我々はロシアと良好な関係を保つためにあらゆる努力をしているが、限界があり、今回その限界を越えてしまった」
イスラエルを敵に回しかねない事態に・・・。
そうしたなか、プーチン大統領はベネット首相との電話会談でラブロフ外相の問題発言を謝罪。
ベネット首相は謝罪を受け入れたとイスラエル側は発表しました。
イスラエル首相府の声明:「首相はラブロフ氏の発言に対するプーチン大統領の謝罪を受け入れ、ユダヤ人とホロコーストの記憶に対する大統領の姿勢を明確にしたことを感謝した」
一方で、ロシア政府はというと・・・。
CNNキャスター:「ロシアから発表された電話会談のコメントにはプーチン大統領の謝罪については一言も触れられていませんでしたが、ロシア国内ではどう伝えられている?」
モスクワにいる記者:「全く聞こえてきません。もちろんこれはロシアにとって恥ずかしいことだと思います」
ロシア大統領府は電話会談が行われたことは明かしたものの、謝罪については一切、言及していませんが、なぜか国営通信社はイスラエル側の発表をもとに、しっかり報道。
ロシア国民はこれをどう受け止めたのでしょうか。
戦勝記念日の軍事パレードまでは、あと3日と迫っています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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