対ロシアで各国に温度差 総理が歴訪で協力呼びかけ(2022年5月6日)
岸田総理大臣は東南アジアとヨーロッパの6カ国訪問を終えました。ロシアへの対応を巡り、各国の温度差が浮き彫りになるなか、対面で協力を呼び掛けました。
ロシアとの関係性がそれぞれ異なる東南アジアの首脳に対して、欧米諸国との連携を直接働きかけることが今回の外遊の大きな目的です。
背景には、ロシアへの厳しい対応に慎重な立場を取るアジア諸国に対し、「欧米諸国からの不満が出ている」ことがあります。
こうした難しい課題に岸田総理はアジア唯一のG7メンバーとして、「制裁への同調」を迫るより平和の重要性やウクライナ支援など「一致点」を強調することに腐心した形です。
外交の舞台は今後も続きます。
今月下旬にはバイデン大統領が来日し、インドやオーストラリアも交えた会議「クアッド」を日本で開催します。
岸田総理大臣:「ウクライナはあすの東アジアかもしれない。ウクライナ情勢に毅然として対応し、台湾海峡の平和と安定について引き続き関心を持って注視をしていきたい」
今年11月に予定するG20サミットでは、議長国のインドネシアがプーチン・ゼレンスキー両大統領の出席を呼び掛けています。
欧米諸国が会議をボイコットする可能性があるなかで、開催までの半年の間、日本としても難しい対応が迫られることになります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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