「1m単位で陣地を争っている」3日間の一時停戦発表も・・・製鉄所への攻撃再開か(2022年5月5日)

「1m単位で陣地を争っている」3日間の一時停戦発表も・・・製鉄所への攻撃再開か(2022年5月5日)

「1m単位で陣地を争っている」3日間の一時停戦発表も・・・製鉄所への攻撃再開か(2022年5月5日)

ロシア軍は、9日の“戦勝記念日”を前に攻勢を強めています。
ウクライナ・クレバ外相:「あらゆる場所が標的になり得る。ロシア軍はウクライナ全土に恐怖を広めるため、ミサイルによるテロ戦術に踏み切ったと断言できる」

マリウポリのアゾフスタリ製鉄所。ウクライナ軍にとって、マリウポリ“最後の砦”にロシア軍が突入したとの情報が出ていました。
アゾフ大隊・ジョリン司令官:「いま現地では激しい戦闘が続いている。ロシア軍は、きのうから戦車と歩兵、装甲車で積極的に攻めてきた。1メートル単位で陣地を争っている。ロシア軍は、まだ突入に成功していないが、これからも攻勢は続くし、戦力を投入し続けるだろう」

製鉄所に身を隠していた民間人の中には、何とかウクライナ側の街に避難できた人もいます。生後6カ月の赤ちゃんを連れた女性の姿もありました。
母親:「ようやく笑顔になれた。毎日、涙が止まらず、精神的に大変だった。お湯がないときは、ろうそくで水を温めた。(空爆が)一番怖かった。いまでも大きな音がすると、反射的に隠れてしまう」

ただ、製鉄所の地下には約200人の民間人が取り残されたままとされています。
アゾフ大隊・ジョリン司令官:「地上にある建物はほぼ全滅だ。民間人がいる地下の施設も、一部、攻撃され、誰が生き延び、誰が死んだか調べることは不可能だ。まだ戦闘が続いているから」
ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「残された民間人、女性、子どもを救うには、継続的な停戦が必要だ。ウクライナ側はその用意がある。地下から救出するには時間が必要となる」

こうしたなか、ロシアは、製鉄所から民間人を退避させるためとして、3日間、一時停戦すると発表しました。日本時間5日午後2時からということでしたが、マリウポリの市当局は、製鉄所が艦砲射撃を受けているとしています。
アゾフ大隊・パラマール副司令官:「激しい戦闘が続いている。ロシアは再び停戦を守らず、民間人を避難させなかった」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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