岸田総理がローマ教皇と会談 狙いは「対ロシア」と「核廃絶」|TBS NEWS DIG

岸田総理がローマ教皇と会談 狙いは「対ロシア」と「核廃絶」|TBS NEWS DIG

岸田総理がローマ教皇と会談 狙いは「対ロシア」と「核廃絶」|TBS NEWS DIG

イタリアを訪問中の岸田総理は、4日、ローマ教皇との会談に臨みました。総理大臣のバチカン訪問は、8年ぶりですが、その狙いは「対ロシア」と「核廃絶」です。

東南アジア歴訪を終え、3日、イタリアに到着した岸田総理。日本時間の4日午後、キリスト教カトリックの最高指導者、ローマ教皇フランシスコとの会談に臨みました。

日本の総理大臣がバチカンを訪れるのは、2014年以来8年ぶり。

ウクライナ情勢などをめぐり、意見を交わしたということですが、その狙いは「対ロシア」と「核廃絶」です。

ローマ教皇 フランシスコ
「原子力の戦争目的の使用は、倫理に反します。これについて、私たちは神の裁きを受けることになります」

3年前、被爆地・広島と長崎を訪れ、核兵器の廃絶を訴えたローマ教皇。

広島を地元とする岸田総理も4日の会談で、「核なき世界の実現」を強く訴えました。これには、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの危機感もあります。

ロシア プーチン大統領
「我々にとって、受け入れがたい戦略的脅威を作り出すなら、反撃は『電光石火』で行われると認識すべきだ」

ウクライナ侵攻をめぐり、“反撃のための手段は全て揃っている”と核兵器の使用も辞さないことを示唆したプーチン大統領。ローマ教皇との会談には、世界におよそ13億人以上いるとされるカトリック教徒の最高指導者と連携し、核廃絶に向けた国際世論を形成する狙いがあります。

政府関係者
「ローマ教皇の存在は大きい。ロシアがエスカレートしているこのタイミングで、『核廃絶』『核なき世界の実現』に向けたメッセージを発して、国際的な世論を作っていきたい」

一方、核をめぐっては4日も…

岸田総理
「本日、北朝鮮が日本海に向けて、弾道ミサイルを発射しました」

北朝鮮は、4日、今年13回目となるミサイルを発射。日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したと見られていますが、岸田総理は、4日と5日に行うイタリア・イギリスとの首脳会談で、北朝鮮の弾道ミサイル発射についても議題にあげる考えです。

「核なき世界の実現」に向け、いかに各国と連携を深められるか、岸田総理の外交手腕が問われています。

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