「期待外れ」復活遠い観光業も・・・3年ぶり“制限なし”のGWに明暗(2022年5月3日)
3年ぶりに行動制限のないゴールデンウイーク。各地で活気が戻っています。
横浜・みなとみらい地区では、イベントが行われたこともあり、多くの人でにぎわいました。スポーツイベントは、人数制限がなくなり、横浜スタジアムは、ほぼ満員です。
京都の観光名所・嵐山。渡月橋は、両側とも観光客で大渋滞となり、周辺の道路も人であふれました。福岡市では、新型コロナの影響で中止されていた『博多どんたく港まつり』が、3年ぶりに開催されました。
新型コロナの影響で、人気が高まったのがアウトドアレジャー。東京都大田区、羽田空港の近くにある『城南島海浜公園』には、オートキャンプやバーベキューができるスペースがあり、開放的な空間を楽しんでいました。
母親:「(Q.いつぶり)3回目、5年ぶり。コロナと、ここはなかなか予約が取れないので。(Q.いつ予約を)3カ月前なので、2月1日の電話予約」
子ども:「外で遊ぶのは新鮮さがあって面白い。外の遊びがあるのはいいな」
観光客が回復した沖縄県。マリンスポーツのツアーは、予約で埋まっていました。
マリンハウスシーサー那覇店・高崎進店長:「このぐらいの時期には、ワクチンも広まってくればと準備はしていた。ただ、ここまでお客さん来てくれるとは、うれしい」
神奈川から来た客:「緊急事態宣言も明けてて、やっと旅行に来れるなと」
神奈川から来た客:「(Q.前々から予約入れていた)去年の10月ごろ」
コロナ前と同じ水準とまではいきませんが、回復傾向にある観光需要。しかし、観光客が集まる那覇市内の国際通りを見ると、シャッターを閉じている店があります。
土産物店:「コロナ前と比べると、まだまだ。でも、去年、おととしと比べると、客数は増えているので、このままいい方向に行ってくれたらなと」土産物店:「全盛期は人がたくさんいて、ぎゅうぎゅうという感じだった。まだ6割ほど」
東京で旅行代理店を営む社長も、こう話します。
飛鳥旅行・村山吉三郎社長:「感染者数が、それなりに減って来なかったと、東京が。都知事からも『どんどん旅行に行ってください』という話もない。お客さんが動くかなと思ったら、動かなかった。5月3日から5日は(例年だと)休んでなんていられない。ところが、今はこういう状況なので、ゆっくりとのんびりしてる。5月連休は、大学生の新歓合宿がすごく動く。これも東京の感染者が多くて全く申し込みがなかった。団体旅行が動かないと、その途中にある昼食場所だとか、そういう部分が全く動かない。団体を動かす、バスを動かすためには、割引をしてあげれば、社員旅行に行ってみようかなど出てくるのではないか」
山梨県富士河口湖町。湖畔のキャンプ場は、家族連れの姿が多くみられました。しかし、にぎわいを取り戻せない民宿もあります。
民宿ももや・渡辺和子さん:「空気清浄機とか、やりなさいということ(対策)は全部やった。だけど、お客さんがいない。学生さんが来なくなれば、どうしようという感じ」
コロナ前のゴールデンウイークは、学生サークルの合宿といった団体客で埋まっていましたが、予約はガラ空きだといいます。しかし、長年の常連客の励ましもあり、宿泊の準備は怠りません。
民宿ももや・渡辺和子さん:「キャンプのお客さんが多くて、今は、民宿は波が外れたのかな。でも、絶対いつかいい時も来るよねって。子どもたちの元気な声を聞きたいし、元気な顔を見たいので、あとちょっと頑張ってみようかなと思っている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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