不明女児の母親「信じたくない」新たに“左足用の靴”“靴下”見つかる　山梨(2022年4月29日)

不明女児の母親「信じたくない」新たに“左足用の靴”“靴下”見つかる　山梨(2022年4月29日)

山梨県道志村の山中で今週、人の頭の骨と、右足用の運動靴が見つかりましたが、その近くで29日、新たに左足用の運動靴と、靴下の片方が見つかりました。

この付近のキャンプ場では、当時小学1年生の小倉美咲さんの行方が3年前から分からなくなっています。

母親のとも子さんは29日朝、美咲さんのお気に入りのぬいぐるみを手に、キャンプ場を訪れました。

美咲さんの母親、小倉とも子さん：「現物は警察で鑑定があるので、保管しているということだったので、写真を数枚、色んな角度からの写真を見せられて、それでの確認となりました。（Q.形は？）原形はそのままあります。写真を見てすぐ、美咲のと同じですとすぐ分かるような状態でした」

警察によりますと、見つかった右足用の靴は、美咲さんが行方不明になった時に履いていた物と、色やメーカーが一致しています。

靴には、とも子さんが美咲さんの名前を書いていたはずだといいます。

美咲さんの母親、小倉とも子さん：「私は写真での確認になったので、はっきり見て触ることもできなかったので、分からないんですが、書いてあろう場所には、まだ名前が見つかってないということなので、娘のものではないと」

骨と靴が発見された場所は、美咲さんの行方が分からなくなったキャンプ場から600メートルほど離れています。

美咲さんの母親、小倉とも子さん：「美咲ではないと祈る思いで過ごし、いてもたってもいられなくなって、この場所に足を運びました。大体の場所を見て、美咲の足で行くわけがないと強く自分の中で思った矢先に、美咲の靴のような物が出てきて、正直言葉にならない思いです。まだ鑑定の結果も出ていないので、美咲のものだと私は信じたくありません」

これまで気丈に対応してきた、とも子さんですが・・・。

美咲さんの母親、小倉とも子さん：「なるべく取材を受ける時は、見てくださる方に言葉を伝えたいので、感情や涙を押し殺して話していたんですけど、きょうはもう止めることができませんでした」

警察によりますと、29日に見つかった靴は、28日に見つかった右足側の靴と同じメーカーで、色やサイズも一致しています。

また、捜査関係者によりますと、見つかった場所は、骨が見つかった沢の上流です。美咲さんの行方が分からなくなったキャンプ場からは、山の中を通ると大人の足で30分ほどかかるといいます。

靴下は、靴とは別の場所で見つかり、色や柄の判別はできないということです。
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