G20サミット開幕 対立鮮明 ウクライナ侵攻後初めて(2022年11月15日)
ロシアのウクライナ侵攻以降初めてとなるG20=主要20カ国・地域サミットがインドネシアのバリ島で始まりました。恒例の写真撮影が見送られるなど、対立ムードが鮮明となっています。
(西橋拓輝記者報告)
サミットは私の後ろに見えます、あちらのホテルで開催されています。15日朝は厳重な警備態勢が敷かれるなかで、各国の首脳が続々と会場入りしました。
アメリカのバイデン大統領の到着が遅くなり、会議のスタートは30分ほど遅れました。
今回ロシアからはプーチン大統領に代わってラブロフ外相が出席し、ウクライナからは招待を受ける形でゼレンスキー大統領がオンラインで参加することになっています。
サミットでは、価格が高騰し供給が不安定となっているエネルギーや食料の問題などが議題です。
ただこの問題を巡って、日本やアメリカなどはロシアを非難し、一方のロシアはそれに強く反発するという構図になる見通しで、具体的な解決策を導き出すのは難しいといった状況です。
それを象徴するかのように、15日朝、恒例となっているフォトセッションはアメリカなどがロシアと一緒の写真に収まりたくないということで見送られました。
ロシアを巡る各国の立場の違いが影響して、G20サミット開始以来、初めて首脳宣言が採択されないという可能性も出てきています。
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