上海だけでなく北京も 日本人住むマンションも封鎖|TBS NEWS DIG

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上海だけでなく北京も 日本人住むマンションも封鎖|TBS NEWS DIG

「ゼロ・コロナ」を目指す中国で首都が厳戒態勢です。上海だけでなく北京でも新型コロナの感染拡大で封鎖される地区が増えています。

新型コロナの新規感染者が連日、数十人単位で確認されている北京。繁華街にある商業施設も休業となり閑散としています。その近くの団地では・・・

記者
「あちらのバスには住民が乗せられているようです。防護服の人の姿も見えます」

バスに乗せられて移動する人たちの姿が。感染者が出たため、隔離施設に向かうとみられます。

日本人が多く住むエリアでも、封鎖されるマンションが相次いでいます。

記者
「青いバリケードが敷かれています」

100人を超える日本人が住むというこちらのマンションも数キロ離れた場所で感染者が出たため、25日から封鎖されました。

封鎖マンションに住む日本人男性
「地下鉄で2、3駅離れたところで(感染者が)出ていて、駅を中心に半径3駅分くらいはまるまる封鎖している」

日系企業に勤めるこちらの日本人男性も隔離生活を余儀なくされています。

封鎖マンションに住む日本人男性
「冷凍の餃子なんですけれど、48個入りを何パックか結構買っています」

単身赴任中のこの男性は事前に食料や水は準備したそうです。マンションから弁当の支給はあるということですが、隔離生活がいつ終わるのかは不透明です。

封鎖マンションに住む日本人男性
「上海は(封鎖が) 1か月となっているのをみていると、ひょっとすると想像したくないが長期戦になるかもしれない」

あくまで「ゼロコロナ」政策にこだわる中国。

4月、北京モーターショーが開催される予定だった郊外の会場では感染拡大に備え、臨時の隔離施設の建設が進んでいます。中国では30日から5連休が始まり国内でのべ1億人が移動する見通しですが、北京市民の間では「いつロックダウンが始まるのか」と不安が広がっています。

一方、事実上のロックダウンが続く上海。28日確認された新規感染者の数は9970人と2日連続で1万人を切ったものの食料や物資は十分に行き届いていません。

ツイッターの投稿
「もう飢え死にしそうだ!1か月の封鎖で2回しか食料が支給されない!」

SNS上で度々見られる市民の不満。

こうした動画は投稿されるたび繰り返し削除されていますが、世界で8億人が利用しているという中国のSNS「ウェイボ」は28日から投稿している場所が表記されるようになりました。

通信相手を識別する「IPアドレス」を元に表示するものでウェイボ側は「健全で秩序ある議論の雰囲気を維持し、利用者が効果的な情報を得られる権利を保障する」としていますが、利用者の居場所に関する情報の公開を通じて抗議の意を示す投稿を抑える狙いがありそうです。

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