知床観光船の社長 土下座で謝罪「出航判断は船長」(2022年4月28日)
安全管理のずさんさが浮き彫りとなりました。
■社長が土下座謝罪「出航判断は船長」
知床遊覧船・桂田精一社長:「この度は、お騒がせしまして、大変申し訳ございませんでした」
会見場に現れた観光船運航会社の桂田精一社長(58)。10秒間、額を床に付け、土下座しました。
桂田精一社長:「最終的に(出航の)判断は、すべて私でございます」
強風注意報と波浪注意報が出ているなか、なぜ出航の判断を下したのでしょうか?
事故当日、午前8時の打ち合わせでは、次のように話したといいます。
桂田精一社長:「(Q.きょうは行けるか行けないかの判断は、豊田船長に任せていた?)基本的に船のどの会社も、最終的には船長判断です」
そして、午前10時に観光船「KAZU 1」が出港。午後1時に港に戻るはずでしたが・・・。
桂田精一社長:「午後1時18分、KAZU 1、他の運航会社に無線連絡。船首が浸水、救助を求める連絡です。他の運航会社は、海上保安庁に救助要請を掛けてくれています」
■無線故障 衛星電話「確認できず」
豊田船長は、なぜ自分の会社に連絡をしなかったのでしょうか?
会社の屋上に設置されている無線のアンテナが故障していることが指摘されていましたが・・・。
桂田精一社長:「私も気付かず、朝8時半に言われたような状況で。午前9時10分くらいでしたか、すぐ専門の電気屋に電話しております」「(Q.無線が通じるかのチェックはしないのか?)すると思います」「(Q.結局(確認を)してはいない?)そこのところは、私のチェックミスというか、そういう報告を受けていなくて」
無線に加えて、通常は船に積まれている衛星電話も、確認できていないといいます。
事故が起きた理由を、記者に尋ねられた桂田社長は、次のように話しました。
桂田精一社長:「私の至らなさだと感じております」
現場付近は、29日まで波が高い見通しで、28日に行われる15人の捜索は、難航が予想されます。
※「1(ワン)」は正しくはローマ数字
(「グッド!モーニング」2022年4月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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