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国連事務総長とプーチン大統領が会談 製鉄所の市民避難 国連関与で合意|TBS NEWS DIG
国連のグテーレス事務総長とロシアのプーチン大統領が会談し、ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所にとどまる市民の避難をめぐり、国連などが関与することで合意しました。
ロシア プーチン大統領
「我々はブチャでの挑発行為に直面したが、これはロシア軍とは何の関係もない。我々は誰がやったのか知っている」
会談でプーチン大統領は、ウクライナとの停戦交渉をめぐりキーウ近郊ブチャで多数の市民の遺体が見つかった問題の後、ウクライナ側が立場を「劇的に変化させた」と主張しました。
また、ウクライナが求める安全保障の枠組みについて、ロシアが一方的に併合したクリミアとウクライナ東部のドンバス地方の問題を解決しない限り、合意できないと述べました。
国連 グテーレス事務総長
「この戦争を早く終わらせることがウクライナの人々、ロシアの人々にとってもより良いことだというのが私の強い信念です」
国連によりますと、ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所にとどまる市民の避難をめぐり、国連と赤十字国際委員会が関与することでグテーレス氏とプーチン氏が原則合意しました。
こうした中、ウクライナと隣接するモルドバ東部の親ロシア派支配地域で2日連続で爆発がありました。最初の爆発を受けウクライナ国防省は、現場にロシアの情報機関の支局もあったと指摘。
ゼレンスキー大統領はこれは「ロシアの作戦の1つ」で“モルドバがウクライナを支持すれば、特定の措置がとられるとの脅しだ”と話しています。
アメリカ オースティン国防長官
「(爆発の)詳細は不明だが、我々は注視していく」
アメリカのオースティン国防長官は爆発について「分析中だ」として、「衝突が他の地域にも広がるのは見たくない」と話しています。欧米とロシアの対立が深まる中、ラブロフ外相は第3次世界大戦に発展するリスクが「相当高まっている」との認識を示しました。
そのうえで「核戦争を起こさないことが我々の原則的な立場だ」と強調しています。
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