【ウクライナ侵攻】攻撃続くマリウポリ“製鉄所” 地下生活「これ以上我慢できない」

【ウクライナ侵攻】攻撃続くマリウポリ“製鉄所” 地下生活「これ以上我慢できない」

【ウクライナ侵攻】攻撃続くマリウポリ“製鉄所” 地下生活「これ以上我慢できない」

ロシアのウクライナ侵攻から2か月が経過しました。ロシア軍はウクライナ東部などを中心に攻撃を続けています。こうした中、アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官が侵攻後初めて、首都キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談しました。

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マリウポリの治安組織「アゾフ連隊」が日本時間25日未明、ウクライナ南東部にあるアゾフスタリ製鉄所の地下の様子だとする映像を公開しました。多くの女性や子供の姿も確認できます。

避難民とされる女性
「こんな環境で生活しているのを見てください。汚い上着の上で…。いたるところに湿気でカビがあります。ここには1歳の子が寝ている。おむつがなく、シーツでこういうものを縫い合わせている」

おむつがないため、シーツと半透明の袋をおむつ代わりにしていました。さらに…

「ここで服を乾かしている」

「湿気のせいで乾くのに10日はかかる」

いまも1000人以上の民間人が避難している製鉄所。ロシアのプーチン大統領が制圧を宣言し、攻撃の中止を命令して以降も、攻撃が続いているといいます。

避難民とされる女性
「ごく普通の安全な生活を取り戻したいだけです。爆撃はもう、うんざりです」

約1か月半、この暗い地下施設から出られていないという人々。

避難民とされる女性
「助けてください!この戦争を止めて!お願いします!もうこれ以上我慢できない!」

24日、避難について新たな動きもありました。

ウクライナ大統領府顧問
「我々はアゾフスタリ製鉄所からの避難と捕虜の交換について、ロシア側に交渉を申し込んだ」

ウクライナ大統領府の顧問は、ロシア側に人道回廊の設置など現地での交渉を提案したことを明らかにしました。

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ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから2か月。ロシア軍はウクライナ東部と南部の完全な制圧を目指す方針で攻勢を強めています。

東部ドネツク州では24日、ロシア軍による砲撃で少なくとも子供2人を含む5人が死亡。また、第二の都市ハルキウでも砲撃で3人が死亡、14人がケガをしたということです。

さらに、ロイター通信によると、ルハンシク州の知事も24日、ロシア軍の砲撃で複数の市民が死亡したことを明らかにするなど、民間人の犠牲が増えています。

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こうした中、24日、ロシアによる侵攻開始以降初めて、バイデン政権の閣僚として、アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官が首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領らと会談を行いました。

アメリカ ブリンケン国務長官
「あなたにこうして会えて、うれしく思います。ビデオで世界中の人々があなたを見ていますが、直接会えてよかったです」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「この重要なタイミングでキーウを訪問してもらって、非常にうれしく思います」

会談で、ブリンケン国務長官らは、ウクライナや東欧諸国などに新たな兵器を購入するための資金、約7億1000万ドル(=日本円・900億円以上)の軍事支援を行う方針を伝えたということです。
(2022年4月25日放送「news every.」より)

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