チンゲン菜1株500円超 封鎖の上海で“闇スーパー”摘発(2022年4月22日)

チンゲン菜1株500円超 封鎖の上海で“闇スーパー”摘発(2022年4月22日)

チンゲン菜1株500円超 封鎖の上海で“闇スーパー”摘発(2022年4月22日)

 ロックダウン中の上海市で食材を高値で販売していた「闇スーパー」が摘発されました。市民に物資が行き渡らないなか、チンゲン菜1株には日本円で約520円の値段が付けられていました。

 上海の西側が封鎖されたのは今月1日のこと。

 以降、上海支局の高橋支局長は、「原則・部屋の中」から食料事情などを伝えてきました。

 しかし・・・、22日、ある変化が。

 屋上で「空」を満喫する支局長。このマンションは、政府に「住民の健康のためにも屋外活動の許可を」と訴え、敷地内の移動が許可されました。

 そんな朗報の一方で、地域ごとの封鎖は14日間、感染者が出ない状態にならないと解除されず、いまだ6割以上が封鎖されているといいます。

 「頼み綱」は政府による食料配給ですが、SNSには悲惨な状況が寄せられています。

 緑色に変色したのは、「コメ」?

 この鶏肉製品は、期限を2カ月も過ぎていて、液体洗剤は粘りがなく水のようだといいます。

 配給以外の物資を巡っても様々な騒動が。

 警察官:「チンゲン菜を1株で26元(約520円)?お前ら、国難に乗じて金もうけをしている。それでも人間か!人間かよお前ら!」

 公安職員がののしっているのは「闇営業」をしていたスーパーのスタッフ。

 チンゲン菜1株を日本円にして500円以上で売るなどしていたといいます。

 こちらも、スーパーのスタッフ。配送などに欠かせない「通行証」を不正に入手していたとみられます。

 生活が混乱を極めるなか「独自の支援」も始まりました。

 20日、日本人が多く暮らす地域に届けられたのは、肉や野菜、卵などが詰められたケース。上海に隣接する浙江省で貿易商を営む和田さんが、独自のルートで集め、無償で届けました。

 浙江省で貿易会社を経営する・和田太郎さん:「(日系企業など)在庫がかなり上海にあるけれども、販売のルートがないとか、そういった人にも(活動を)つないでいってですね、少しでも気持ちがホッとできる時間が作れたらなという、そういったつもりでやらせて頂いたという感じですね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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