止まらない円安 129円突入・・・「100均」「うちわ」輸入品業者から“悲鳴”(2022年4月20日)

止まらない円安 129円突入・・・「100均」「うちわ」輸入品業者から“悲鳴”(2022年4月20日)

止まらない円安 129円突入・・・「100均」「うちわ」輸入品業者から“悲鳴”(2022年4月20日)

 円安が止まりません。19日のニューヨーク外国為替市場では一時、1ドル=129円を超えました。輸入品を扱う業者からは、悲鳴が上がっています。

■「100均」売れ筋・・・在庫切れ

 「the100STORES」・宮城武志取締役:「今、最悪ですよね。円安とウクライナの戦争で、厳しい状況。原油高も、トリプルパンチですね」

 19日、およそ20年ぶりの円安水準を更新した、東京外国為替市場。輸入品を多く扱う100円ショップでは、円安の荒波をまともに受けていました。

 宮城武志取締役:「ここ最近、値上がりしたものが、『土』なんですけども。園芸のシーズンで、コロナでもありますし、自家菜園がはやってまして。この肥料と土ですね」

 コロナ禍で、人気の家庭菜園用の肥料や土は、中国から輸入していて、仕入れ値がおよそ10%値上がりしました。

 宮城武志取締役:「(利益が)減っているという状況になります。でも、お客様は(100円を)喜んでいて、売れ筋ですので、これは(値段を)上げられないです」

 これからゴールデンウィークに向けて、売り上げが期待できる商品も、値上がりの可能性があるといいます。

 宮城武志取締役:「使い捨ての弁当箱ですよね。これからゴールデンウィークにかけての売れ筋商品です」

 弁当箱など、プラスチック製品が原油高や円安の影響を受けています。他の素材でも、すでに在庫切れとなっている商品がありました。

 宮城武志取締役:「このアルミニウムの商品が、一回り大きいのがあったんですが、もう製造できないと。円安とウクライナの戦争の影響で、製造できないと。一番の売れ筋商品だったので、もうショックで。お客さんにどう説明しようかと」

 急激な円安に店側は、苦しい胸の内を明かします。

 宮城武志取締役:「創業以来、ずっと100円で三十何年やってきましたんで、できるだけ100円で進めて。1年近く続くと、業態変えなきゃいけないかな」

 100円ショップをよく利用する人たちからは、次のような声が聞かれました。

 利用客:「棚から減っていたり、変わっていたり、さみしい。生活の一部です」「1週間に1回は、どこかの100円ショップ見てるかもしれない」

■「うちわ」ピンチ・・・材料高騰

 加速する円安によって、私たちの生活に欠かせない多くの製品が影響を受けています。

 これから迎える、暑い季節に役立つ“あの商品”にも影響が及んでいます。

 株式会社ウチダ・内田浩二代表取締役:「問屋さんのほうから、うちわ屋さんの情報を聞いたんですけど、かなり厳しい。仕入れのほうは、上がってきてるという状況は間違いないです」

 日本の夏ならではの「うちわ」です。そもそも、うちわはこの2年間、コロナの大きなあおりを受けてきました。

 うちわの出荷額全国1位を誇る、香川県の製紙メーカーによると・・・。

 内田浩二代表取締役:「コロナになって、イベントとかすべてのキャンペーン・祭り、そういうのが、ほとんど中止になりました。そういうイベントが中止になると、注文自体が、本社の売り上げで2割弱。3年前と比べて、去年、おととしは2割行かない状態」

 そんななか、やっと今年はイベント再開の兆しが見えてきました。さらに、今年はうちわのセールスに追い風が吹いていたといいます。

 内田浩二代表取締役:「今年は、うちわというのが、販促品だけじゃなくて、節電グッズとして期待してます」

 原油の高騰に加え、ロシアのウクライナへの軍事侵攻で、エネルギー不足が不安視されるこの夏、節電グッズとして、うちわを売り出そうとしていたのです。

 そこに直撃したのが、「円安」でした。

 内田浩二代表取締役:「だいたい資材の一律10%から15%上がっています」

 この製紙メーカーによると、円安の影響で、資材が10%から15%上がっているといいますが、うちわの販売価格は、5%前後の値上げにとどめたいと考えています。

 中には、円安の影響をもろに受けているうちわ製品もあるといいます。

 内田浩二代表取締役:「竹うちわを購入しているんですよね。実は先日、支払いをしたんですけど、竹うちわに関してはかなり上がります」

 中国から輸入している竹うちわは、去年の同時期に比べ、およそ10%仕入れ値が上がりました。

 プラスチック製は、国内の業者から仕入れ、自社で製造していますが、竹製は、海外から直接仕入れているため、為替レートの影響をまともに受けているというのです。

 急激な円安に、打つ手がないと“諦め顔”です。

 内田浩二代表取締役:「端的に言うと、今、日本の国自体の貿易収支が赤になってるのが、ずっと(規模を)小さくしていったのが、私どもみたいな小さな中小企業。国の場合は、国債刷るからまだフォローできるけど、私どもお金刷れませんからね」

(「グッド!モーニング」2022年4月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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