【独自】伝説の女性スナイパー 自ら“死亡報道”否定・・・明かす本音「平和な世界好き」(2022年4月20日)

【独自】伝説の女性スナイパー 自ら“死亡報道”否定・・・明かす本音「平和な世界好き」(2022年4月20日)

【独自】伝説の女性スナイパー 自ら“死亡報道”否定・・・明かす本音「平和な世界好き」(2022年4月20日)

 自らの言葉で“死亡報道”を否定しました。

 ロシアメディア「SM NEWS」:「ロシア軍は、ウクライナの女性スナイパー、オレナ・ビロゼルスカを殺害した」

 ロシアメディアのこの報道。実際には、オレナさんは生きていて、ロシア側のニセ情報、いわゆる“フェイクニュース”だったことが分かっています。

 オレナさんとの接触に成功しました。迷彩柄の帽子をかぶり、緑色の洋服に身を包む女性、彼女こそが、ウクライナの“伝説のスナイパー”オレナさんです。

 直接、話を聞くことができました。

 オレナさん:「私の名前は、オレナ・ビロゼルスカです。この動画を撮影しているのは、2022年4月15日。きょうも、私は生きています」

 オレナさんは、ロシアメディアが報じた自身の遺体だという動画を確認したといいます。

 オレナさん:「2週間ほど前、女性の遺体が映る動画が公開され、ロシア側は『ウクライナのスナイパー』と報道しました。つまり、私です。しかし、亡くなった女性は一般市民で、ロシア軍により殺されたと思われます」

 オレナさんは2014年、ロシアがクリミアに侵攻したのをきっかけに、志願兵部隊に加入しました。

 海外メディアによると、少なくとも10人の敵を狙撃。その功績が称えられ、勲章を3度受章し、ウクライナでは 「英雄」として知られています。

 なぜ、ロシアは伝説のスナイパーを殺害したという、フェイクニュースを報じたのでしょうか。

 オレナさん:「『スナイパーを殺した』といえば、評価が高かったのでしょうか。そのニュースは、ロシア中に広まりました。ロシア人の口から真実なんて、元々期待していません」

 薄暗い室内とみられる場所で、取材に応じるオレナさん。現在の状況を尋ねると、次のように話しました。

 オレナさん:「詳しいことは言えませんが、今もここで活動を続けています。ロシア兵は、可能な限り多くのウクライナ人を殺そうとしています。やるしかないのです」

 彼女は今も、最前線にいるとみられます。最後に、スナイパーとして活動する本音を、少しばかり明かしてくれました。

 オレナさん:「私は7年間、戦場にいるけれど、自分のことを殺人者だとは思いたくないし、平和な国民の一人だと思っています。もちろん、平和な世界のほうが好きなんですよ」

(「グッド!モーニング」2022年4月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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