ロシア猛攻のウクライナ東部 「死者数わからない」 その現状は(2022年4月16日)
首都キーウでCNNのインタビューに応えたゼレンスキー大統領。ロシアの軍事侵攻によるウクライナ軍の死者が現時点で「2500人から3000人に上る」と明かしました。そのうえで・・・。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ウクライナの南部や東部で、どれだけの人たちが死亡したか、我々は分かりません」
「ロシア軍が東部ドンバス地方の解放に注力する」と、作戦変更を表明してから3週間。マリウポリで激しい攻防が展開されるなど、緊張が続いています。
そのマリウポリを含むドネツク州。アメリカの研究機関の分析では、南の広い範囲がロシア軍に制圧されていて、北部もミサイル攻撃などを受けている状況です。
16日午後、ドネツク州の広報担当者が番組の取材に応じてくれました。
ドネツク州の報道官:「ドネツク州は他の州と比べて状況が異なります。陸での戦いはウクライナ軍と比べてロシア軍の方が弱いと思います。しかし、空からの攻撃はロシア軍の方が強いと感じます」
こうした状況のなか、多くの避難民が押し寄せているのがドネツク州に近い「ザポリージャ」です。
地元議員の話では、これまでに約13万人がマリウポリなどからザポリージャに避難してきたそうです。
ザポリージャ州の議員:「ザポリージャでは、地獄から逃げてきた人たちに必要なお手伝いや住居の提供を行っています。毎日の夜の空襲警報にも慣れてきました。状況は緊迫していますが、完全にコントロールできています」
一方で、ロシア軍への警戒感はさらに高まっているといいます。
ザポリージャ州の議員:「ロシア軍は今も大型大砲などを使って攻撃してきている。インフラの破壊やウクライナ国民の絶滅のために全力を挙げている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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