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子ども達の学び舎が軍の拠点に ロ軍監視下で遺体埋葬も 【ウクライナ中継】
ウクライナで取材続ける増尾記者に聞きます。学校が軍の拠点になったという事実を村の人や子どもたちはどう受けていますか?
戦争とは無縁のはずの子どもたちの学び舎が、一瞬のうちにロシア軍によって戦争の道具とされてしまいました。私たちがきょうここで出会った10歳の少年は、このグラウンドでサッカーをするのが好きだったと話していました。
ロシアが侵攻した2月24日の前日まで、友達と校庭を走り回って遊んでいたということです。その校庭には戦車や軍用車両を停めるための大きな穴が掘られ、変わり果ててしまった姿を、とても悲しそうな表情で見つめていました。
この村では、8人の市民がロシア軍による攻撃の犠牲になっています。こちらには校舎の目の前に掘られた2つの穴があります。ロシア軍によって殺害された50代の夫婦の遺体が埋められていたということです。住人の方によりますと、この夫婦は車を運転しているときに銃殺され、遺体はそのまま道路に放置されていたということです。
当初、ロシア軍は遺体を動かして埋葬することを許さなかったということですが、2日後に許可を出し、近所の住人が自らここにきてロシア軍の監視のもと、この穴を掘って埋葬したということです。
ロシアは、多くの市民の遺体が見つかったブチャなどと同様、この村での行為についても、「ウクライナが捏造している」と否定を続けています。
(15日23:58)
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