和歌山の末っ子パンダ「楓浜」 母パンダから離れ“独り立ち”(2022年4月15日)

和歌山の末っ子パンダ「楓浜」 母パンダから離れ“独り立ち”(2022年4月15日)

和歌山の末っ子パンダ「楓浜」 母パンダから離れ“独り立ち”(2022年4月15日)

 和歌山の「アドベンチャーワールド」の末っ子パンダ・楓浜(ふうひん)。いよいよ、母パンダから離れ、“独り立ち”です。

■野生でも1歳~2歳に単独生活

 来園客:「かわいかった」「(Q.どこがかわいかった?)歩き方」「フリフリしてかわいかったです、お尻が」

 その一つひとつの行動が愛くるしい、ジャイアントパンダの楓浜。

 お父さんパンダの永明(えいめい)と、お母さんパンダの良浜(らうひん)の間に生まれた、10頭の中の末っ子だ。

 14日、和歌山県白浜町にある、アドベンチャーワールドの飼育施設「パンダラブ」で、母親の元を離れ、独り立ちした姿が公開された。

 ジャイアントパンダは野生であっても、1歳から2歳には、単独で生活を始める。現在1歳4カ月の楓浜も、段階的に親子で過ごす時間を減らしてきたという。

 飼育スタッフ・吉田倫子さん:「まだ若干、不安そうなところはチラチラ垣間見えるんですが、今まで何度か『パンダラブ』(飼育施設)にくる練習はしていたので。落ち着いて眠る様子も見えたりしますので。だんだん『パンダラブ』の暮らしに慣れて、立派に成長していくかなと思います」

■日本人スタッフだけで出産と子育

 2020年の11月に誕生した楓浜。その際、中国の外務省からお祝いのメッセージがあった。

 中国外務省・趙立堅副報道局長(当時):「新型コロナのこの時期に、生まれたパンダの赤ちゃんは、日本国民に喜びをもたらし、中国と日本の友好の立役者となるだろう」

 当時、新型コロナの影響で、中国人の研究員が来日できず、日本人スタッフだけで出産と子育てを行った。

 その後、すくすくと成長していった楓浜。そこには、母パンダの愛情があった。

 飼育スタッフ・吉田倫子さん:「お母さんの『良浜』と遊んでもらったり、仲むつまじく過ごしておりました。結構、他のパンダたちに比べて、独りで遊ぶのも好きだったり。独立心は高いほうなんじゃないかなと思うので。そこは安心して、見守っていきたいと思います」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年4月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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