【年間11億円超の赤字路線】沿線の駅の住民や市場から不安の声…JR西日本が収支を公表(2022年4月14日)

【年間11億円超の赤字路線】沿線の駅の住民や市場から不安の声…JR西日本が収支を公表(2022年4月14日)

【年間11億円超の赤字路線】沿線の駅の住民や市場から不安の声…JR西日本が収支を公表(2022年4月14日)

JR西日本が、利用者が極めて少ない在来線の赤字額を初めて公表しました。沿線の住民や自治体が危機感を募らせています。

 1日の平均乗客数が2000人未満の在来線の赤字額を初めて公表したJR西日本。「このまま100%の負担で続けるのは難しい」として、今後、沿線の自治体などとバス路線への転換も含め議論したいと話しました。

 (JR西日本 長谷川一明社長)
 「単なる民間事業では鉄道はないと思いますが、維持していくのは経営的に厳しくなってきているのも事実でございます」

 これを受けて4月14日、赤字路線を抱える兵庫県の斎藤元彦知事と鳥取県の平井伸治知事が今後の対応を協議しました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)
 「(今後はJR西日本と)対立するのではなくて、一緒になって未来志向で沿線の活性化・維持をどうしていくかということを話し合える場にしていきたいと思っています」

 兵庫県北部・山陰線の城崎温泉駅から浜坂駅間。JR西日本によりますと、1年あたり11億7000万円の赤字となっています。この区間にあるJR香住駅の4月14日午前の様子は、人気はなく閑散としていました。通勤・通学時間を除くと列車が到着しても利用しているのは数人のようです。

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