NY地下鉄銃乱射 地下鉄犯罪は増加中
アメリカ・ニューヨークの地下鉄で男が銃を乱射、乗客など10人が撃たれました。警察は事件に関わった可能性がある人物の写真を公開し、行方を追っています。
悲鳴を上げながら逃げ惑う乗客たち。電車内からは煙が出ています。車内では床に倒れ応急処置を受ける人の姿も。ニューヨーク・ブルックリンの地下鉄の駅で12日、男が銃を乱射し、乗客など10人が撃たれあわせて23人がけがをしました。いずれも命に別状はないということです。
現場にいた高校生
「駅員がみんなに避難を呼びかけ医療の援助を求めていた。それで緊迫した事態だとわかりとても怖かった」
警察は現場に残された車の鍵などから、事件に関わった可能性があるとして62歳の男を割り出し、写真を公開しました。男はサージカルマスクをつけ、建築作業用のナイロン製ベストとヘルメットを着用し、あわせて33発の銃弾を発砲。現在も逃走中で、現場からは銃のほか斧や花火、ガソリンなども見つかったということですが、警察は現時点では「テロとしての捜査はしていない」としています。
記者
「規制線の向こう側には警察や捜査関係者、消防など非常に多くの人の数です」
ニューヨーク市は1年前に比べて銃撃事件が16.2％増加。地下鉄での犯罪も68％増加していて、市は治安対策に全力を注いでいるところでした。
事件を受け、バイデン大統領は「我々は犯人を見つけるまで手を緩めることはない」として、男の逮捕に全力をあげる考えを強調しています。
（13日16:35）
