ロシア軍に包囲された街 「1か月地下のシェルターに」
ウクライナの首都キーウ近郊北部のチェルニヒウには増尾記者が取材に入っています。こちらはロシア軍が撤退した街です。増尾さん、今の状況を伝えてください。
まずは速報からお伝えします。マリウポリで不明の有毒物質が使用されたと「アゾフ連隊」が主張していることについて、親ロシア派「ドネツク人民共和国」は、これを否定する声明を出しました。化学兵器の使用を否定しました。
我々がいるのは首都キーウから北に150キロほどのところにあるチェルニヒウという街です。マリウポリをはじめ、ロシアは今回いくつかの都市を包囲して攻撃を強めていますが、ここチェルニヒウもロシア軍に包囲されていました。ベラルーシからわずか45キロほどのところに位置し、3月上旬にはロシア軍によって囲まれ、徹底的な砲撃、爆撃の攻撃を受けました。
この通りは両側に住宅街が並んでいますが、ほとんどの建物が跡形もなく破壊されています。地面には爆撃による大きな穴があいている場所がいくつもあるなど、攻撃の激しさを物語っています。市民250人ほどが死亡したとされるほか、いまも建物の下敷きになって発見されていない遺体が数多くあるということです。
先ほど住人の話を聞きましたが、この1か月の間、外に出ることもなく地下のシェルターに身を隠していたということでした。食料も底をつくギリギリ、電気もないなかで、これ以上続いたら死んでしまうかもしれないという極限状態だったということです。ロシア軍が撤退したものの、ベラルーシから地理的に近いことは変わらず、またいつ状況が戻ってしまうのか不安の言葉も聞かれました。
(12日17:58)
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