“ＸＥ系統”に危機感 吉村知事「見つかれば直ちに公表」神戸はＸＥも動向調査が可能（2022年4月12日）
オミクロン株の新しい系統で感染力がより強いとされる「ＸＥ」と呼ばれるウイルスが国内の検疫で初めて確認されたことを受けて、関西でも警戒が強まっています。
４月１１日に国内の検疫で初めて確認されたオミクロン株の「ＸＥ」系統。これまでの「ＢＡ．２」よりも感染力が強いと報告されています。一方、後藤茂之厚労大臣は、水際対策の強化などについて「いろいろな知見や各国の状況も踏まえて検討していきたい」と述べるにとどめました。
こうした中、関西では危機感が強まっています。これまでも変異株の特定を行ってきた神戸市は…。
（神戸市 久元喜造市長）
「神戸市の健康科学研究所ではＸＥのサーベイランス（動向調査）も可能で、神戸市ではＸＥの感染状況は見られておりません。引き続き緊張感を持って変異株のサーベイランスを行っていきたい」
また大阪府の吉村洋文知事も、ゲノム解析の体制を強化するなどして「ＸＥ」への警戒を強めると話しました。
（大阪府 吉村洋文知事）
「ゲノム解析の場合は、見つかった時にはもう市中である程度広がっている、という状況。そこにも留意をしながら、できるだけ早くキャッチをして、見つかれば直ちに公表したい」
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