ロシア軍 集合住宅に“ミサイル攻撃”一部始終・・・街で「酔っぱらって銃を撃ってきた」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年4月12日)

ロシア軍 集合住宅に“ミサイル攻撃”一部始終・・・街で「酔っぱらって銃を撃ってきた」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年4月12日)

ロシア軍 集合住宅に“ミサイル攻撃”一部始終・・・街で「酔っぱらって銃を撃ってきた」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年4月12日)

 ロシア軍がウクライナの東部ハンシクで、人体に有害な硝酸のタンクを攻撃しました。赤茶色の煙が空を覆っています。

■ドニプロ 空港に“同日2度”攻撃か

 見たこともない不気味な煙に、ルハンシク州の知事は、自身のSNSで注意を呼び掛けました。

 街路樹の奥で立ち上がる黒煙。同じく、東部、ドニプロの空港から立ち上る黒煙です。救急車や消防車も駆け付けました。

 ドニプロ市によると、空港への攻撃は、同じ日に2度あったといいます。

 地元当局:「本日10時6分、侵略者(ロシア軍)は、ドニプロを攻撃しました。空港本体と、その周辺のインフラは、完全に破壊されました。12時47分に、ロケット弾は同じ場所に着弾しました。同じ場所を狙って、再び攻撃された。その結果、救助隊員6人が負傷、1人が重体、3人が重傷、2人が軽傷となっています」

 救助活動中にもかかわらず、同じ場所にミサイルが撃ち込まれたのです。
 
 駅に続いて空港の破壊。ロシア軍の攻撃は、住民たちが逃げる手段を次々と奪っていきます。

■ハルキウ 集合住宅にミサイル攻撃

 東部ハルキウの集合住宅の映像。住民が、ごみを捨てに行った瞬間でした。

 ものすごい爆発音とともにカメラは揺れ、周辺にはがれきが舞います。地元メディアによると、民間人が住んでいる建物に、ロシア軍がミサイルを落としたといいます。

 もう一度、映像を見てみると、爆発直後、住民たちは車の陰に隠れているのが分かります。

 ただ、女性とみられる1人の住民は、逃げるのが遅れます。その瞬間、女性は爆風で吹き飛ばされ、そのまま倒れ込みます。

 あまりの衝撃だったのか、なかなか立ち上がることができません。その後、無事に住宅へと逃げることができました。

■“無防備”民間人まで・・・非人道的行為

 ハルキウの住民:「彼らは、よく酔っぱらって、私たちに向かって銃を撃ってきた。飼っていた子牛や子豚も、生きたまま焼かれた」

 無防備の民間人まで巻き込む、非人道的な行為。さらに、大量の民間人の命を奪いかねない施設も、ロシア軍の標的となりました。

■ルハンシク州知事 SNSで注意喚起

 ルハンシク州 ガイダイ知事:「緊急。シェルターから出ないで下さい。家の中にいたら、窓とドアを閉めて下さい」

 爆発直後、ルハンシク州のガイダイ知事は、自身のSNSで注意を呼び掛けました。

 ガイダイ知事:「自分の身を守るために、防毒マスクを使って下さい」

■爆薬庫攻撃・・・民間人犠牲の恐れも

 激しく燃え上がる炎。11日に、ウクライナ軍がロシア軍の爆薬庫を攻撃した時の様子です。

 ロシア軍からの反撃なのか、時折、炎のなかから閃光(せんこう)が走る様子も映し出されていました。

 2時間半近く燃え続けていた爆薬庫。ルハンシク州によると、「この爆薬庫にある爆弾によって、何人もの民間人が犠牲になる恐れがあった」ということです。

■東部侵攻エリア拡大・・・住宅街に砲撃

 ロシア軍によるウクライナ東部への侵攻。そのエリアは、さらに拡大しています。

 同じルハンシク州にあるセベロドネツクの住宅街。歩いていた住民は何かを察したのか、急に建物内へと避難を始めます。

 その直後、1回目の大きな爆発。さらに、攻撃は続き、反対側にある赤い屋根の建物も吹き飛ばされました。

 ガイダイ知事:「セベロドネツクの住宅街が砲撃された。高層ビルやショッピングセンターなどが被害を受けたが、軍事施設はなかった」

 ガイダイ州知事は、この街に軍事施設はなかったと説明します。

■ロシア兵 原発職員に「ロシアへ行くか」

 そんななか、ロシア軍が撤退した後のチョルノービリ原発に、CNNのカメラが潜入しました。

 拘束された原発職員:「43日間、施設内に押し込められていました。原発を囲んでいたロシア兵の数は、300人ぐらいいたと思います」

 原発職員らおよそ160人が拘束されていた部屋は、衣服などが散乱。ロシア兵が物色した痕跡も残されていました。

 拘束された原発職員:「彼らは、使用済み核燃料の保管庫にまで、足を踏み入れようとしていました。そして、自動小銃を持った2人の兵士が私たちに『ここに残るか、捕虜と一緒にロシアへ行くか』と迫ってきました」

 また、ロシア兵が作業していた場所の放射線レベルが、通常よりも高くなっていました。

 ウクライナ当局は、ロシア兵が汚染区域に入り放射性物質を持ち帰ったためだと説明。ロシア軍は、チョルノービリ原発から、放射性物質133個を略奪したというのです。

 人を被ばくさせてしまいかねない行為です。

■ゼレンスキー大統領「反撃する」

 ゼレンスキー大統領:「ロシア軍はウクライナの東部でより規模の大きな行動を起こすでしょう。私たちに対して、より多くのミサイルや空中爆弾を使用するでしょう。そのような行動に対し、我々は準備をしている。反撃する」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年4月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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