「楽観的な印象はない」オーストリア首相がプーチン大統領と会談
ロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まって以降、オーストリアの首相がEU=ヨーロッパ連合の加盟国の首脳として初めて、プーチン大統領と対面で会談しました。
プーチン大統領と会談後、オーストリアのネハンマ―首相は「会話には楽観的な印象を持っていない」との考えを示しました。
地元メディアによりますと、オーストリアの連邦首相府は「戦争は双方が敗者になるだけだ」として、プーチン大統領に停戦を呼びかけることが「最も重要なメッセージだった」としています。ただ「友好的な訪問ではなかった」などとコメントしています。ロシアのペスコフ大統領報道官は、「会談に関する発表はない」としています。
一方、アメリカのバイデン大統領は11日、ロシアと友好関係にあるインドのモディ首相とオンライン形式で会談しました。
アメリカ バイデン大統領
「米国とインドは、ロシアの戦争による不安定化の影響をどう管理するかについて、緊密な協議を続けていく」
会談後、ホワイトハウスのサキ報道官は、バイデン大統領がモディ首相に「ロシアからエネルギー商品の輸入を増やしてもインドの利益にならないと伝えた」として、インドがロシア産原油の輸入を増やすことに反対を表明したと明らかにしました。
一方で、バイデン政権の高官は「インドに何かを求めているわけではない」とも話し、インドとの衝突を避けながらロシアと距離をとるよう促した形です。
(12日11:24)
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