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【独自】“激戦”東部州知事が激白「厳しいが兵士の士気高い」・・・キーウへ“再侵攻”か(2022年4月12日)
日に日に緊張感が高まっているウクライナ東部のドネツク州。番組は12日未明、パブロ・キリレンコ知事に話を聞くことができました。
■「すべての街に常に攻撃」
キリレンコ知事:「(Q.マリウポリの現状は?)非常に厳しい状態です。戦線近くのすべての街には、常に攻撃が続いています。この電話中にも、空襲警報が出ています」
苛烈(かれつ)を極めるロシア軍の攻撃。ウクライナ側は、戦線の状況をどう分析しているのでしょうか。
キリレンコ知事:「ロシア軍が集中している場所や、移動は確認ができている。もちろん、詳しくは話せない。ウクライナ軍が、どこに集中しているかも。敵は、情報の50%をマスメディアから収集している。そこは分かってほしい」
前線では、首都キーウで民間人を殺害したとされている特殊部隊の姿もありました。
キリレンコ知事:「ルハンシク州のほうに、ロシア傭兵(ようへい)軍のグループに関する情報があった。彼らの遺体も確認した。チェチェン部隊の姿もあり、その大部分は今、マリウポリにいる」
■「厳しいが兵士の士気高い」
激しい攻撃にさらされているマリウポリを、全力で援護すると語りました。
キリレンコ知事:「ロシアの作戦として、ドネツク州のある都市が囲まれる可能性が高い。我々はそれを理解し、どう抵抗すればいいのかも分かっている。非常に厳しい状況にいますが、すべての戦線をコントロールできているし、兵士たちのモチベーションも高い。ロシア軍の数に相当するには、より多数の弾薬が必要。対空武器も必要で、国に申請しています」
■ロケット攻撃を“必死の消火”
ロシア軍の侵攻が加速するドネツク州西部の街・ヴィグレダルで、地元警察によって撮影された映像です。
ロケット弾の攻撃で、民間人の住むマンションも焼け焦げています。
被害が広範囲にわたり、消防の手が回らないため、わずかな隊員と警察、住民が協力して消火活動に当たっていました。
■「今も爆撃されている」
ウクライナの副首相が、東部の市民に避難を呼び掛けたことで、多くの人が逃げ出そうとしています。
西部リビウなどへ避難する人々の拠点となるクラマトルシク駅。駅はミサイル攻撃を受けました。
この攻撃で、これまでに57人の死亡が確認されています。
無事に物資を届け、別の場所に向かっていた、その時、爆撃の音が聞こえてきました。
いつ、電気が通らなくなるか分からないなか、最小限の電力で暮らす人々。それでも、部屋の中心にあるコンセントには、たくさんのスマートフォンがありました。
情報を入手できるかどうかが、生死を分けます。
■「自由・独立のためだけでなく・・・」
ロシア軍はドネツク・ルハンシクの東部2州を制圧した後、首都キーウへ再び侵攻を計画しているとみられています。
キリレンコ知事:「我々はウクライナの自由、独立のために戦うだけではなく、ヨーロッパ組織や世界の主権や独立のために戦っている。国際的パートナーには、それを分かってほしい」
(「グッド!モーニング」2022年4月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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