新たな惨状が次々に・・・“追加制裁”で足並みは?※動画視聴の際はご注意下さい(2022年4月7日)

新たな惨状が次々に・・・“追加制裁”で足並みは?※動画視聴の際はご注意下さい(2022年4月7日)

新たな惨状が次々に・・・“追加制裁”で足並みは?※動画視聴の際はご注意下さい(2022年4月7日)

ロシア軍の姿が完全に消えたウクライナの首都キーウ近郊。どれだけの人が命を奪われたのか把握できるようになるには、まだ時間がかかりそうです。

爆撃を受けた集合住宅。爆撃を受けたときに多くの住民が、地下に避難していたとの情報があり、生き埋めになっている可能性があります。
地元住民:「家の近くで焼かれた男性の遺体を見た」
地元住民:「ロシア軍がしたことをみんなに見せてください。私たちが悪いことをしたのか」

キーウ中心部から約20キロのイルピンでは、黒く焦げた遺体が道路脇にそのままとなっています。
ジャーナリスト・村山祐介:「ちょっと信じられない光景。はっきりわからないが、軍服のような色をした服のかけらが残っている」

隣町の墓地には、遺体が集められていました。
ボランティア:「1日で30人の遺体を回収した。頭を撃たれた人もいれば、手を縛られ人も、目隠しされ射殺された人もいる」

東部ドンバス地方で、さらなる攻勢をかけるロシア軍。対抗するため、ウクライナは、戦車など攻撃的な武器の提供を求めています。

NATOが外相会合を開きました。
ウクライナ・クレバ外相:「ウクライナ軍が領土内で敵に使用する武器は、すべての防衛のためだ。『防衛用の武器を提供するが攻撃用は提供できない』そんな言い分は“偽善”で、筋が通らない」

NATO・ストルテンベルグ事務総長:「クレバ外相がいうように、ウクライナは国を防衛するため武器を必要としている。最新鋭の武器による自衛ともいえる。これが、きょうの会合の重要課題になるだろう」

また、G7の外相会合も開かれました。侵略が止むまで、追加的な制限措置を取っていくことを確認しました。林外務大臣は、ロシアからの一方的な平和条約交渉の中断宣言などの揺さぶりにひるまず、引き続き、着実に制裁を実施すると発言しました。

アメリカは、ロシアへの新たな投資の禁止など、追加制裁を発表しています。ロシア最大手『ズベルバンク』などの資産も凍結。アメリカ企業との取引を禁止します。さらに、プーチン大統領の家族の資産も凍結します。長女・マリヤ氏と、次女・カテリーナ氏です。アメリカは、娘がプーチン大統領の資産隠しに関与しているとみています。
アメリカ・バイデン大統領:「戦争犯罪には各国が結束して、実行犯の責任を追及せねばならない。同盟国やパートナーと共にプーチンへの経済的な痛みを与え続け、ロシア経済をより一層、孤立化させていく」

ただ、全面的な制裁には、まだなっていません。金融機関に対して、エネルギー関連の取引は、例外として認めているからです。
ホワイトハウス・サキ報道官:「ヨーロッパ同盟国やパートナーと協議は進んでいる。制裁の効力を最大化しつつ、原油市場や他国の経済への影響を最小化する方法を検討中だ」

ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「これでは不十分だ。ブチャで世界が目撃した悪に見合ったものとはいえない。マリウポリやハルキウでの悪は続いている。問題は、ウクライナ人があと何人殺されるのかということだ。強力な制裁を行わず、必要な武器の提供をしないなら、ドンバス地方に新たな残酷の波を起こす“許可”を与えることになる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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