NATO「戦争の重大局面にいる」 新たな“兵器支援”実施へ 日本も会合に(2022年4月7日)

NATO「戦争の重大局面にいる」 新たな“兵器支援”実施へ 日本も会合に(2022年4月7日)

NATO「戦争の重大局面にいる」 新たな“兵器支援”実施へ 日本も会合に(2022年4月7日)

 NATO(北大西洋条約機構)の外相会合2日目の7日は、日本や韓国、オーストラリアなどアジア太平洋地域のパートナーも加わり、「拡大」する形で行われます。

 NATO・ストルテンベルグ事務総長:「日本とNATOは地理的に離れていますが、同じ価値観、同じ課題を共有しているため緊密に協力する必要がある」

 ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する可能性を念頭に、外相会合では兵器の提供など、ウクライナへの追加支援が話し合われる見通しです。

 ウクライナへの軍事支援は新たな段階に入っています。

 これまで肩に担げる対戦車兵器「ジャベリン」などが提供されてきましたが、新たにチェコからは旧ソ連製の戦車が運ばれました。西側から戦車が送られるのは初めてのことです。

 さらに・・・。

 アメリカ国防総省・カービー報道官:「我々はすでにスイッチブレード無人機を100機送った」

 スイッチブレード、別名「カミカゼドローン」とも呼ばれる最新兵器です。大きさはリュックサックに入る程度で、持ち運びも可能。戦車や軍用車両など、攻撃目標に対してミサイルのように自ら突っ込み破壊します。

 アメリカ国防総省・カービー報道官「もちろんウクライナは勝てる。彼(プーチン大統領)がやってきたことを見れば、プーチン大統領は戦略的な目標を何一つ達成できていない。キーウ(キエフ)も陥落できていなければ政府の転覆もできていない」

 ロシア軍が侵攻した当初は、数日で首都が陥落すると見られていました。

 ところが、今やロシアはウクライナ東部に集中するとして、キーウ周辺からは軍を引いています。

 ただ、NATOのストルテンベルグ事務総長は・・・。

 NATO・ストルテンベルグ事務総長:「今、戦争の重大局面にいる。ウクライナ全域を制圧し、国際秩序を書き換えようというプーチン大統領の野心に変化は見られない。(戦争の)長期化に備えなければならない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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