「戦争中に車を売って航空券とる人も」来日した避難民400人超に(2022年4月5日)

「戦争中に車を売って航空券とる人も」来日した避難民400人超に(2022年4月5日)

「戦争中に車を売って航空券とる人も」来日した避難民400人超に(2022年4月5日)

ウクライナからの避難民20人が5日、政府専用機で羽田空港に到着しました。すでに来日している避難民は400人を超え、生活支援などをめぐって、課題も見え始めています。

今回、避難してきた20人の大半は女性で、子どもの姿も目立ちます。親族や知人の家に身を寄せる人もいますが、5人は身寄りがなく、住居の支援が必要です。

今回、ポーランドに派遣された政府専用機は、150人の搭乗が可能でした。なぜ、20人だったのでしょうか。
林外務大臣:「今回、政府専用機に同乗するのは、在ポーランド大使館と在ウクライナ大使館に日本への渡航を相談してきた避難民のうち、日本への渡航を切に希望しているが、現在、自力で渡航手段を確保するのが困難な避難民」

ただ、受け入れを支援している団体は、こう話します。
NPO法人Beautiful World・小野一馬さん:「避難民のほとんどが自力で航空券を確保できない。着の身着のまま逃げて来ているので。我々が支援する人でも、航空券を工面するために戦争中のウクライナの中で、車を売ろうとした人もいた。資金を作ろうとしている人が、いまウクライナには、いっぱいいる」
小野さんが支援している人だけでも、30人が日本行きを願っているといいます。

ミハイロフさん(25)は、先月中旬、一人で日本に避難してきました。荷物は、パソコンが入ったリュックだけです。ようやく4日にカプセルホテルを出て、支援団体が用意したビジネスホテルに移れたそうです。
ミハイル・ミハイロフさん:「日本に知り合いがいないと、最初は大変になるかもしれない。『特定された場所(支援団体など)に行って相談してみてください』と伝えたい」

ミハイロフさんは、ウクライナに残る家族にも日本で暮らそうと説得を続けていますが、不安はないのでしょうか。
ミハイル・ミハイロフさん:「宿のことしか(不安)はない。とても安全な国だと思う。ミサイルが飛んでこないことが大事」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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